人類の終わりは2012年? それとも2011年? 10月28日を目前に、気になるところではあるが、そもそもこの新たな終末論のきっかけとなったのは、古代マヤ文明の暦(マヤン・カレンダー)が2012年12月23日で終わっていることによる。この先の日付が暦にないということから、各方面で「人類最後の日」であるという説が語られてきた。
さらに、マヤの予言により世界が2012年終わるというエピソードを黙示録的に描いたSF映画「2012」(2009年劇場公開)版など、映画やTV番組で「マヤ暦の終わり=人類滅亡」を扱ったことから、「2012年の人類滅亡説」はさらに拍車をかけることとなった。
しかし、マヤ暦の伝統的な解釈では、マヤ暦は災害や環境異変などの終末論的な「予言」ではなく、宇宙的なエネルギーの変化が引き起こす「意識進化の予定表」なのだという。また、このマヤ暦の終わりが2012年ではなく、2011年10月28日であるという新説が登場し、再び大きな注目を集めている。
そもそも終末論のきっかけは、マヤ文明において用いられていた暦のひとつである「長期暦」が、2012年12月21日〜12月23日頃に1つの区切りを迎えるということが発端とされ、そこから「地球滅亡の日」、「人類の意識が変わるタイミング」、「三次元の意識が五次元に移行する」などさまざまな説が語られてきたが、スウェーデン人の医学者であるカール・コルマン博士は、独自の方法で長期暦を再計算し、マヤ暦の終わる日は2012年ではなく2011年10月28日だとした。
コルマン博士はマヤ暦を「人類と地球と宇宙が一体化した進化プロセスの道程表」とし、その計算式を元に「コルマンインデックス」を発表。自ら計算したその日付を起点に過去の歴史を研究し、生物の進化からヨーロッパの歴史、近年の情報技術の発展までが一定の秩序で起こっていたことを証明している。
これからの地球は、既存の国家システムが崩壊へと向かい、アメリカの覇権も終わりを告げる…というのが博士の解釈で、米ドルの崩壊や中東で起きている市民による社会秩序の崩壊などがすでに現実として起きており、博士の計算どおりに動いてきているという。そして、2011年10月28日は「愛と全体性の黄金時代への幕開け」であり、カレンダーの終わりは人類の「進化」の完成の時であり、世界の終わりではないとしている。
人類滅亡説では、大災害が起こる、宇宙人が攻めてくる、惑星が衝突して地球が滅亡する、地磁気反転など、さまざまな噂もされているが、地球滅亡や人類の意識進化といったものがここで起こるにしろ、起こらないにしろ、このタイミングで起こっているさまざまな自然現象や社会の大きな変化は、今後の人類としての在り方や私たちの生き方を見直す良いきっかけとなるのかもしれない。
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