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【週刊マリオグッズコレクション】基本はそのままにルールが一新された『マリオパーティ9』

「週刊マリオグッズコレクション」担当・kikaiです。いつもはマリオグッズの紹介をしていますが、今度はときどきオススメのマリオゲームの紹介もしていきたいと思います。

任天堂 Wii
「週刊マリオグッズコレクション」担当・kikaiです。いつもはマリオグッズの紹介をしていますが、今度はときどきオススメのマリオゲームの紹介もしていきたいと思います。

今回ご紹介するのは、4月に発売されたWii用ソフト『マリオパーティ9』。パーティゲームの定番タイトルで、今までの『マリオパーティ』のナンバリングを受け継いだシリーズ9作目のソフトですね。一見、今までの延長線のように思えますが、実はルールが一新されているのです。今回はその内容を紹介したいと思います

■リトルスターを求めてみんなで一緒に冒険
今までの『マリオパーティ』の目的はコインを集めて、それを使って多くのスターを手に入れること。そのためには“複雑に入り組んだ広いボードマップ”を“個々”で動いて、最良のルートを見つけ出します。スターへの近道を進むもヨシ、ちょっと遠回りしてしかけを利用して相手を妨害してもヨシと、ルート選択がカギとなりました。また、コインをたくさん集めてもスターに変えられなければ意味がありません。コインは集まるけどスターの場所にたどり着けない…、そんなことも駆け引きポイントでしたね。

それに対し、本作のルールは真逆。“ほぼ一方通行のボードマップ”を“団体”で行動します。ルールはリトススターと呼ばれる小さなスターを誰よりも多く集めること。扱いは過去シリーズのコインに似ています。今までの“コインを集めてスターに変える”という目的から一転、“リトルスターを多く集める”というシンプルなルールになりました。また、本作はボスを倒すのが目的。今まではターン制で、設定したターン数が経過すると終了でしたが、本作はボードの最後まで進み、ボスを倒すと終了となります。

■色んな種類のサイコロを上手く使って進む
そんな本作の駆け引きのカギを握るのは、サイコロ。みんなが同じルートを進むため、進む数を上手く操作して相手に“ハズレ”を引かせるのがポイントなのです。そのためには、登場する様々な種類のサイコロを駆使して出目を調整しましょう。本作には「サイコロマス」というマスがあり、止まるとサイコロが手に入ります。サイコロの種類は“1~3しか出ないサイコロ”や“狙った目を出しやすいサイコロ”など様々。

また、マップのしかけでは、例えば「ホラーキャッスル」ではマップ上をテレサが移動しており、追いついてしまうとリトルスターを半分奪われてしまいます。「パニックボルケーノ」ではターンごとに溶岩がせり上がってきて、当たるとやっぱりリトルスターを失ってしまいます。そのためにはサイコロを使って避けたり、ギリギリの調整をして相手にぶつけるのが駆け引きのポイントとなってきます。

■ミニゲームはすべて新作80種類
『マリオパーティ』といえばミニゲーム。本作に登場するミニゲームは80種類。本作は主に「みんなで対戦」「1人対ライバル」「クッパJr.」「ボスバトル」の4種類のジャンルから成り立ち、今までのシリーズでお馴染みだった「2vs2」や「バトルミニゲーム」が無くなっています。数はそのままのため1ジャンルあたりのミニゲーム数が多く、パーティモードで遊んでいても被ること少なくたくさん楽しめます。

世界観は主に『NewスーパーマリオブラザーズWii』をモチーフにしており、ジャンプブロックを上っていったり、ドッスンを避けたりとマリオシリーズお馴染みのミニゲームもあります。その他、『スーパーマリオギャラクシー』などの要素もあり、『マリオパーティ8』では無かった新しさを感じることができます。

■プレイヤーキャラは初参戦のキャラも含め、全部で12人
本作に登場するプレイヤーキャラは、マリオ、ルイージ、ピーチ、デイジー、ワリオ、ワルイージ、ヨッシー、キャサリン、キノピオ、ノコノコ、ヘイホー、カメックの12人。そのうち、ノコノコ、ヘイホー、カメックがシリーズ初参戦となります。過去作ではガイドなどで活躍していましたが、プレイヤーキャラになるのは初めてですね。過去にはゲッソーやカロンが参戦しましたが、本作でも個性豊かな敵キャラが参戦してパーティを盛り上げてくれます。なお、『マリオパーティ8』で使えたMiiは今回出てきません。

注目してもらいたいのが、その豊かな表情。ミニゲームの結果は1位から4位まで順番に出るのですが、それぞれポーズが異なるのです。1位ではとても喜びますし、3位では腑に落ちないような表情を見せてくれます。そんな表情が楽しめるのも、このゲームならではかもしれません。また、カーソルが各キャラクターの手になっているのも、細かいコダワリを感じます。

今までのシリーズに慣れ親しんだ人も、新鮮な気持ちで遊べる新しい『マリオパーティ』。みんなで集まってWiiを遊ぶのあれば、オススメの一本です。

■著者紹介

kikai
『スーパーマリオブラザーズ』と一緒に生まれたマリオゲーマーであり、マリオグッズコレクター。マリオのことなら何でもお任せの「マリオ博士」。フリーライターとして活動中。インサイド以外にも雑誌「ニンテンドードリーム」などでも執筆。
ウェブサイト: ALL SUPER MARIO

(C)2012 Nintendo
《kikai》
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