リトルジャックオーケストラは、植松伸夫さんのファンサイト掲示板から有志が集まって発足したアマチュア演奏団体。『ファイナルファンタジー』シリーズを始めとしたRPGの楽曲を多く演奏しています。チケットが完売するほどの人気を博す、その演奏会の様子をレポートします。
第9回は、第一部はさまざまな『FF』シリーズ、そして第二部はたっぷり『ファイナルファンタジーV』のフルコース。いくつかの曲は、ゲーム音楽の合唱団体「Chor Crystal Mana(コール・クリスタル・マナ)」との共演でした。
前菜・・・と称された第一部ですが、『ファイナルファンタジーVIII』の「Liberi Fatali」に始まり、『FFI』~『FFIII』バトルメドレーなど、早くもお腹いっぱいになりそうな豪華さ。オーケストラ演奏に加えたコーラスも素晴らしく、聴き応えたっぷりでした。また『ファイナルファンタジーXI』の「Shadow Lord~Awakening」が演奏されましたが、なんと客席には作曲者の谷岡久美さんが!ちょっとした紹介があり、笑顔で対応されていました。
第二部は、メインテーマ、オープニングから始まり、フィールドや戦闘はもちろん、物語を追って第三世界へ、そしてラストバトル、エンディングまでが演奏されました。1年掛けて演奏会の準備をしてきた団員の皆さんですが、もちろん『FFV』を実際に繰り返しプレイして臨まれています。まさに、バッツとともに旅するオーケストラ演奏。スーパーファミコンソフトの楽曲なので、メロディラインが頭に残りやすいものが多いですね。過去にプレイしていた人なら、再度予習せずとも場面が浮かび上がってくるくらいではないでしょうか。
アンコールは、なんと3曲も。忘れちゃいけない、バッツが黒チョコボに出会うシーン「ん?~マンボ de チョコボ!」は、マンボの「ウッ!」をもちろん肉声で。「ハーヴェスト」は、2000人の観客の手拍子をあわせ、会場が一体化!お祭の雰囲気が演出されていました。そしてChor Crystal Manaとの共演のきっかけになったという『ファイナルファンタジーVII』の「片翼の天使」で締めとなりました。
3時間に渡る、愛たっぷりの演奏会でした。
リトルジャックオーケストラは、アマチュア演奏団体の中でも規模の大きい団体。今回のように作曲者がゲストとして招かれていることもあり(壇上に上がってコメントをしていた回もありました)、みんなの「好き」な気持ちが一体となる場所でした。プロオーケストラとは違い、チケット代が1500円程度と格安で、何より指揮者・演奏者たちのゲーム音楽愛をたっぷり感じられるのが魅力ですね。
第10回は2013年8月18日に行われ、『ファイナルファンタジーIX』が中心になるようです。
こういった演奏会に行ったことはなく、でもゲーム音楽が好きという人は、ぜひチェックしてみてください。無料で演奏会をしているアマチュア団体もありますし、ひと味違った世界が開けること間違いなしですよ。
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