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エレクトロニック・アーツ、「Steam」のValveに約800億円で買収提示?

ニューヨーク・タイムズは、エレクトロニック・アーツ(EA)がValveの買収に向けた交渉を長年行なっていたと報じています。

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ニューヨーク・タイムズは、エレクトロニック・アーツ(EA)がValveの買収に向けた交渉を長年行なっていたと報じています。

Valveは『Half-Life』や『Portal』といったゲームで知られる一方、デジタルディストリビューションプラットフォーム「Steam」を公開。同社以外のゲームも取り扱い、PCでのダウンロードプラットフォームとしてナンバーワンの地位を確立しています。ユーザー数は4000万人、シェアは約70%を占めると考えられます(競合はEAのOriginなど)。

Valveは1996年にGabe Newell氏によって設立。同氏はマイクロソフトで「最初の3つのWindows」を手掛け、同社の上場によって得た利益でValveを設立しました。Valveは自由な社風で知られ、会社には役職は無く、従業員は好きなプロジェクトに参加し、仕事は与えられるものではなく、自らの自発的な貢献であるという社是を持ちます。春にリークされた新人教育のためのハンドブックは大きな反響がありました。

ニューユークタイムズによればEAは10億ドル(約800億円)程度の金額を提示したということですが、売却の意向は無いようです。Newell氏は従業員は非常に独立試行が強く、会社の売却は崩壊を招く可能性があると指摘しています。同社は一度も資金調達をしたことがありませんがWedbush Securities証券のマイケル・パクター氏は25億ドルの価値はあると述べています。
《土本学》
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