Jason Haber:もちろん両方ともありますよ。『SimCity』では『Spore』のエディタを投入していて、それらのモジュール作成経験を利用したことで、ゲームがより楽しいものになっています。また、『Darkspore』は『SimCity』と同じオンラインマルチプレイヤーゲームだったので、サーバーの稼働はもちろん、ユーザー登録やチャット機能をどうするかなど、あらゆる部分での経験が価値のあるものとなりました。(※今作はシングルプレイでもオンライン接続が必要)
Jason Haber:自由に道路のレイアウトを描けるのもそうですが、それぞれの建物を細かくカスタマイズすることも可能です。あとは各都市の専門化(Specialization)を行うことができ、例えば石炭産業の街であったり、原油を扱う都市であったり、あるいはプリセットされていないゴミ処理の街をゼロから作ることだってできますよ。
Jason Haber:Specializationというのは、その都市でプレイヤーが建てた施設のタイプによって決められていくものです。Specializationはゲームの途中でいつでも変更できますし、一度に複数のSpecializationを同時に行うことも可能で、プレイヤー次第と言えます。
―――ゲーム中の音楽や効果音について何か特筆すべき点はありますか?
Jason Haber:『SimCity』の音楽は、テレビシリーズ『FRINGE/フリンジ』などを手がけたChris Tiltonが担当しています。ゲーム中の音楽はデータレイヤーを用い、ゲームプレイの作業内容や街の規模などに合わせて変化するようになっています。また、サウンドエフェクトはGlassBoxシミュレーションエンジンによって動かされており、車の走る音も聞こえますし、車が交差点に差し掛かった時は別の音を聞くことができます。建物をクリックすれば、中に人がいるかなど、そこで何が起こっているかを耳にできるでしょう。
Jason Haber:はい。まずミッションは街に住むシム達が吹き出しでプレイヤーに依頼してくる仕事のようなもので、プレイヤーが次に何をすべきかガイダンスの役目も持ちます。実行するかは完全にプレイヤー次第で、全て無視しても構いませんし、表示しないようにもできます。Achievementはプレイヤーのモチベーションを高めるものなので、革新的なAchivementシステムをゲーム内に搭載しました。それらはプレイヤーに新たな目標を与えることでしょう。
Jason Haber:本作のマルチプレイヤーは“マルチシティプレイ(Multicity Play)”と呼んでいます。昨日ご紹介したように、実はこれは一人でもプレイできるもので、複数の都市間をシム達が行き来したり、水や電気といった資源を共有したり、消防車や警察が管轄を共有することもできます。他にも“Great Works(偉業)”と呼ぶプロジェクトがあり、これは複数の都市が協力して建設する、国際空港などの大規模な施設で、実現には膨大な予算、労働力、資源が必要とされます。もし国際空港を建設できれば、輸入や輸出面が強化されることになります。
―――マルチシティプレイでは何人のプレイヤーが同時に参加できますか?
Jason Haber:プレゼンでもお見せした大型のリージョン内には16の都市が点在していたので、望むならそれぞれの都市を別々のプレイヤーが担当して16人で遊ぶこともできます。
Jason Haber:もちろんです。本作はGlassBoxによって実現した、全く新しく、最も複雑で詳細に描かれたシムシティです。素晴らしい生きた世界のモデルを持ち、プレイヤーの起こした行動にすぐに反応が返ってきます。さらに充実したマルチシティプレイ機能も搭載し、プレイヤーのアクションは同じリージョンにある複数の街へと影響を及ぼし、強いてはワールド全体に変化をもたらすでしょう。皆さんの期待に応えられるようなものを届けたいと思います。