ソニー・コンピュータエンタテインメントと米ユニティ・テクノロジーズ社は、戦略的提携することで3月15日に合意しました。 ユニティ・テクノロジーズは、統合開発プラットフォーム「Unity」の最新版を、PlayStation 4、PlayStation 3、PlayStation VitaおよびPlayStation Mobile向けに最適化。SCEを通じて、今秋以降順次提供を開始する予定です。 「Unity」は、世界中で150万人以上の開発者が利用する統合開発環境。PS4、PS3、PS Vita向けのコンテンツ開発においても、複雑なプログラミング作業を軽減しながら、プレイステーションならではの幅広いコンテンツ開発が可能となる見込みです。開発したコンテンツは、煩雑な書き換え作業をともなわずに、PS4、PS3、PS Vita、PSMの各フォーマットに移植可能となります。 なお、プレイステーション向け「Unity」は、PlayStation Mobile SDK(PSM SDK)と共通の実行環境、.NET frameworkを採用しており、「Unity」のみで、簡単にPSM向けのコンテンツを開発することも可能で、iPhone、iPad、およびAndroidOS搭載スマートフォン向けに開発したコンテンツを、煩雑な作業をともなわずにそのまま、PSM向けに製品化することも可能とのことです。 また、ユニティ・テクノロジーズが運営するデジタルアセットのマーケットプレイス「Asset Store」経由で、高品質な3Dオブジェクトやアニメーション、高度なパーティクルエフェクトやシェーダー、AI、物理エンジン、サウンドアセットといった6,000以上のアセットを、低価格もしくは無料で利用可能です。 なお、プレイステーション向け「Unity」は、SCEが開発中のクラウドサービス向けコンテンツの開発にも利用可能となる予定です。 ※追記 Unity側からのリリース文によると、PSプラットフォーム向けのUnity開発ツールは、年内にも提供開始を予定しており、それまでにベータの実施もあるということです。
《冨岡晶》
この記事が気に入ったらフォローしよう
インサイドの最新の話題をお届けします