READYFOR?の特徴は、他のサービスと比べて、社会問題を解決するようなプロジェクトが集まっていることだといいます。もちろん音楽や映画などのクリエイティブなプロジェクトもありますが、そういったプロジェクトにおいても、「音楽業界どうなっていくのか」、「映画業界はどうなっていくのか」という関心からプロジェクトを起案する人が多いそうです。
具体的には、「福井人」という地域密着型のガイドマップの制作プロジェクトでは、地域の方に支援をしてもらい地元の書店で流通することで、地域のコミュニティの活性化につながっているそうです。また震災の被害にあった陸前高田の図書館に本を贈ろうというプロジェクトには、862人という多くの出資者が集まり、少額ながらも800万円というREADYFOR?で最高額の資金調達に成功したそうです。
これらのプロジェクトでは、支援者の名前をガイドマップや本に記載することで、支援者がプロジェクトに参加した感覚を持ってもらうことにつながり、単なる商品といった報酬ではないリターンがあるのが特徴だと、米良氏は指摘しています。FacebookやmixiといったSNSで支援者が自分の支援を報告したり、プロジェクトのページに情熱的なコメントを残したり、社会貢献につながるプロジェクトならではの支援者の思いの強さがあるといいます。
そもそも米良氏がREADYFOR?を立ち上げるきっかけとなったのは、パラリンピックのスキー種目で活躍する荒井英樹監督との出会いにあったそうです。荒井監督は多くの優勝者を輩出しながらも、渡航費などのコスト面で活動が困難になっていく状況があったそうで、2009年に学生であった米良氏はインターネットで寄付のサイトを作ったそうです。しかしながら、単なる寄付のサイトで資金調達を行なうのは難しく、いかにして支援者を集めるか、いかにして楽しみつつ出資してもらえるかなどを考えた結果が現在のREADYFOR?につながっているそうです。
そのため、READYFOR?ではエシカルなプロダクトや社会起業家のスタートアップがプロジェクトとして注目を集めていますが、今後はクリエイティブなジャンルでも個人の思いを実現して、気軽にチャレンジができるような環境を作っていければと、米良氏は展望を述べています。
■アニメーションに特化したクラウドファンディング、Anipipo平皓瑛氏
編集部おすすめの記事
特集
ゲームビジネス アクセスランキング
-
9割がお蔵入りする個人制作ゲーム、完成させる秘訣は - IGDA日本SIG-Indie研究会レポート
-
ギズモード、コタクなどを運営するGawker Mediaが破産申請、プライバシー侵害で150億円の訴訟
-
ポケモンはここで作られる!ゲームフリーク訪問記(前編)
-
Mobageと共に世界を取りに行く・・・DeNAサポート事例の場合
-
迫力のドット絵でサイバーパンクを表現した『The Last Night』がクール!家庭用版も開発中
-
吉本興業が手掛けるe-Sportsチームとリーグの運営とは?「吉本興業e-Sportsセミナー」レポート
-
【GDC2010】「物理演算によるアコースティックレンダリング」で音を作り出す挑戦・・・『ファイナルファンタジーXIII』
-
ドラコレスタジオ兼吉氏が語る 「メイド・イン・ジャパン」で世界を目指すコナミのソーシャルコンテンツ












