昭和の漫画史に燦然と輝き、平成の今日に至っても不動の地位に君臨し続ける、まさに国民的キャラの代名詞とすら言える「ドラえもん」。世代間のギャップが浮き彫りになる昨今においても、「ドラえもん」の話題は老若男女を問うことはありません。世界に誇る漫画・アニメ文化を擁する日本には、人気のあるキャラは出し切れないほど多数存在します。しかし、「ドラえもんに比類するキャラと言えば、片手で足りる程度まで絞られてしまうでしょう。それほど「ドラえもん」は、偉大かつ親しみ深い、無二のキャラでなのです。そんなキャラ界の巨人である「ドラえもん」を、なんとあの「マリオ」が超えてしまったのです。もちろん「超えた」というのは、「マリオ」がジャンプして「ドラえもん」を飛び越した、などという話ではありません。1つの決着が、明確な記録によって判明したのです。「ドラえもん」は1969年から連載が開始され、単行本は全45巻を数える、小学館が世界に誇る漫画です。そして同社のコロコロコミックにて、「スーパーマリオ」を題材に描かれている「スーパーマリオくん」が、5月28日に最新46巻を発行しました。結果、「ドラえもん」全45巻に対し、「スーパーマリオくん」は46巻に達したことで、単行本巻数の上で「マリオ」が「ドラえもん」を上回ったことが確定しました。どちらのファンにとっても衝撃的な事実を迎えることになり、喜ぶ人にも驚く人にも、5月28日は忘れられない1日になったのかもしれません。しかし「ドラえもん」の牙城は、巻数だけではありません。休載されている時期もありますが、「ドラえもん」の雑誌連載期間は「スーパーマリオくん」のそれよりもまだ長く、また、「大長編ドラえもん」などを含めた「ドラえもん」シリーズとして考えると、累計巻数は「スーパーマリオくん」を軽く上回ります。単タイトルとしての巻数勝負は1つの結末を迎えましたが、「ドラえもん」や「マリオ」の活躍と切磋琢磨は、終わりを迎えるどころかまだまだ続くことは明らかです。魅力的なキャラがお互いを高める競い合いを、今後も楽しみにしましょう。(※同じ作者がワリオを主役に描いたギャグ漫画「オレだよ!ワリオだよ!!」は現在4巻まで発売中。マリオとワリオをあわせると、計50巻になります)
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