―――非常にいいタイトルと、いい場所で大盛況ですね
場所は今回いいですよね(笑)。例年はサウスホールなのですが、今年はたまたま空いていたのでウエストホールに来てみたのですが、後ろに任天堂、ソニー、マイクロソフトが並んでいるという・・・。
―――何と言っても稲船氏との『YAIBA: Ninja Gaiden Z』が注目を集めています
そうですね。『YAIBA: Ninja Gaiden Z』に関しては、このE3に向けて頑張って作っていこうということでやってきましたので、ある程度受け入れられたようで安心しているところです。アメコミ調という点も良かったのかなと。ただ、Ninja Gaidenのアクションですので、難しい人には難しいのですが、いい意味でNinja Gaidenらしくない見た目とノリですので、稲船さんと一緒にやって良かったなと思ってます。
―――新しい風を吹き込んだ?
いつまでも同じものばかり作っていても仕方ないですしね。これが本当に成功するかどうかというのは発売してみないと分かりませんが、いいチャレンジはしたのかなと。開発チームにもお互いいい刺激なんじゃないですかね。
―――ガストさんのタイトルも展示されていますね
昨年に引き続いてですね。時期が合えばという感じでしょうか。
―――ガストがグループに加わってから時間が経ちますが、例えばゲームを共同開発するような事はあるのでしょうか?
技術的な部分はもう結構合わせている部分があります。ただコンテンツは、混ぜてしまうと混ざってしまうので、独立したブランドとして磨いて行きたいという気持ちの方が強いです。今のところ何かを一緒にやろうというよりは、ガストはガストらしくやって欲しいというところでしょうか。敢えて、こちら側からコントロールしてということは無いと思いますね。
―――それぞれのカラーを活かしていくと
そうですね。ただ、技術面や一部非効率だなと思えるような所は効率的な方に合わせる、というようなことはやっています。基本的にはTeam Ninjaもそうですが、それぞれのカラーが発揮されるような体制を作って行きたいと思ってます。
―――『DEAD OR ALIVE 5 Ultimate』は基本無料という思い切った戦略ですね
今までのようにパッケージだけ売って終わるというビジネスは、これからも残るだろうけど、それだけじゃ駄目だろうと思います。今回はチャレンジということで、やってみてどうかというのを見極めながら他のタイトルもどうするか考えていけば良いかなと思ってます。
―――格闘ゲームはF2Pのモデルに相性が良さそうです
そうですね。元々はワンコインでワンプレーというのが格闘ゲームの根本なので、そういう意味では、ソーシャルゲームとは違いますが、とりあえず皆でワイワイ遊べる場所を提供して、それで気に入ってもらったら課金をして貰うというのは新しいスタイルでいいんじゃないですかね。そもそも格闘ゲーム人口は減っているので、盛り上げるためにどうするかという手段の一つかなと思いますね。
―――格闘ゲームだけでなく、家庭用ゲーム機という形態自体の将来を疑問視する見方もありますが、どう考えられますか?
家庭用ゲーム機という存在が無くなるような事はないと思います。ただ、『DEAD OR ALIVE 5 Ultimate』で取り組んだような基本無料+追加課金というビジネスモデルのように取り巻く事情は変わっていくのではないでしょうか? また、スマートフォンにおいては現在はソーシャルゲームと呼ばれるようなゲームが主流ですが、そう遠くない将来には本格的なゲームらしいゲームが売れるような時期が来ると思います。そうなると、どうあれ、ゲームというものは残るだろうなと思います。プラットフォームはユーザーさんの選択ですので、何とも言えない部分はありますね。
―――プラットフォームの多様化は作り手にとっては難しい時代です
見極め方を誤ると生き残れないので、市場の動きを見ていち早く動ける体制を作って行かないと厳しいなと思っています。
―――次世代ゲーム機についてはいかがでしょうか?
一昨日の発表があり、まずはゲームユーザーの皆さんの興味を得られたんじゃないかなと思います。やっぱり焦点はどんなゲームが遊べるようになるかでしょうね。
―――コーエーテクモゲームズとしてはどう取り組んでいきますか?
まだ秘密です(笑)。が、秋くらいには何らかの形で発表できればと思ってます。
―――なるほど、期待ですね。鯉沼さんはコーエーテクモゲームズの副社長にもなられました。最後に意気込みを聞かせていただけますか?
新しいハードも発表され、次世代機が3社揃って、ゲーム業界も日々市場の形勢が変わってきているので、コーエーテクモグループとしてはいち早く市場に合った動きが出来る体制作りと、新しいチャレンジを引き続きやっていきたいと思います。私自身としてはゲーム開発全体を統括するのは変わりませんが、自分でもゲームが作れればという風に思っています。
―――どうもありがとうございました
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