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この面白さ、ノンフィクション!『逆転裁判5』の開発陣が明かす制作秘話をブログで公開

カプコンは、ニンテンドー3DSソフト『逆転裁判5』の公式ブログにて、開発の裏話を公開しました。

任天堂 3DS
『逆転裁判5』パッケージ
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カプコンは、ニンテンドー3DSソフト『逆転裁判5』の公式ブログにて、開発の裏話を公開しました。

『逆転裁判』シリーズは、2001年に産声を上げたアドベンチャーゲームで、法廷バトルをメインとする特徴的な切り口と、個性的でありながらも親近感を覚えるキャラクターなどが好評を博し、ナンバリングタイトルだけで4タイトルを積み上げてきました。

そして、1作目発売からちょうど干支が一回りした、12年後に当たる今年の7月25日に、プラットフォームをニンテンドー3DSに変えて、新たな逆転を起こすシリーズ最新作『逆転裁判5』が発売されます。

待ち望むファンが多い本シリーズは、寄せられる期待も自然と高まります。自ずと開発陣が超えるハードルも高まりそうで、スタッフがどのような苦労を重ねているか、想像するしかありません・・・普通ならば。

『逆転裁判5』の公式ブログでは、本作の制作にあたっての苦労や裏話を、開発陣が直接綴っています。初期段階でボツになった案や完成形への幾多のアプローチなど、普段ユーザーには見えない部分も赤裸々に語られており、バックヤードを垣間見ることができます。

「新しい表現への挑戦」と題した回では、『ゴーストトリック』や『逆転検事2』などにも携わったアートディレクターの布施氏が、成歩堂龍一の3Dモデル制作に関しての苦労を明かしています。

「従来のドット絵に見紛うような3Dモデル制作」「もちろん立体視付きで」と提示された条件と向き合った布施氏が、初期段階の「3D 成歩堂龍一」を公開しています。確かに、今のナルホドくんと見比べると、大きく異なっているのが分かります。

また、新キャラクタとなる希月心音のデザインに関しても触れています。ヒロインのポジションでありながら、弁護士としても戦う女性であるため、その両立を目指してかなり悩んだそうです。その混迷具合は、ボツとなった「トンデモない」シルエットが公開されているので、直接確かめてください。

「伝統、革新、それに人生」では、サウンドを担当した堀山氏が、「はじめから」をクリックした時に鳴る、「コンッ」という木槌の音の意外な秘話から明かしています。『逆転裁判』シリーズの木槌の音は、第1作目から前作の『4』まで、実は同じ音が受け継がれていたのです。

今回リニューアルされた木槌の音は、立ち上がりが速く、音に芯があるとのことです。堀山氏曰く、「これは、「法の暗黒時代」に立ち向かうナルホドくんたちの決意を象徴する音なのです」と力強く語っています。体験版や製品版で木槌の音を聴く時は、注目してみると面白いかもしれません。

そして最新の書き込みとなる「あれもこれも!『逆転裁判5』よもやま話」では、まずシステムまわりなどを担当した企画の猪川氏が、シナリオディレクターである山崎氏のOKがなかなかもらえずに苦しんだ経緯と、そのやりとりの中から、本作の新要素となる「ココロスコープ」のきっかけが得られたのかもと、開発者の生の声を記しています。

また、同じく企画を担当した醍醐氏が、山崎氏との間で繰り広げた死闘の一部を、本作のゲーム画面を用いて、フィクションながらも再現しています。軽妙ながらも、開発の苦労が滲み出ているやりとりに、頭が下がる思いです。この下りも、ぜひ公式ブログで観覧ください。

なお、「『逆転裁判5』が色々な面白い仕様をもりこんだり、操作性が向上したりしているのは、ノンフィクションです!」と熱く語っているので、この点には安心して発売日を楽しみにしましょう。


『逆転裁判5』は2013年7月25日発売予定。価格は通常版が5,990円(税込)、イーカプコン限定「LIMITED EDITION」が9,990円(税込)、「FIGURE EDITION」が8,990円(税込)、「EXTENDED EDITION」が7,590円(税込)です。

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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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