バンダイナムコゲームスは、プレイステーション3ソフト『月極蘭子のいちばん長い日』のPVを公開しました。2013年の7月20日に上映が予定されている「SHORT PEACE」は、大友克洋氏の行動に端を発し、著名なクリエイターが数多く名を連ねて制作された短編映像4作品によるオムニバス形式の映画となります。全ての作品に一貫したテーマは、「日本」。ただしこれは、堅苦しい発想ではなく、自分達は日本人であり、日本をテーマとすることはごく自然なことである、という考えに基づいています。サンライズプロデューサーである土屋康昌氏も「特別身構える必要もないというところです。日本が面白そうだから日本がテーマなのです」と語っており、自然体で生み出されたテーマと作品群であると言えるでしょう。いわば「SHORT PEACE」プロジェクトとして生み出された、4本の映像作品。しかし実は、第5のプロジェクト作品が存在するのです。それは、今回の上映には含まれておらず、しかも映画でもないのです。第5番目の作品は「ゲーム」、しかもプレイステーション3にリリースされる、まったくの新作ソフトなのです。そのタイトル名は『月極蘭子のいちばん長い日』。制作に当たるのは、『トーキョージャングル』で知られる片岡陽平氏が代表を務めるクリスピーズが、ゲームやアートワークを担当。そしてゲームコンセプトやシナリオを担当するのは、『KILLER IS DEAD』の発売が目前に迫る、須田剛一氏率いるグラスホッパー・マニファクチュア。どちらもゲーム業界に新風を吹き込んだ気鋭のクリエイターです。そのふたりによるコラボレーションがどのようなゲームを生むのか、ユーザーの注目が大きく集まる1本となることでしょう。『月極蘭子のいちばん長い日』は、公式サイトがオープンしているものの、現段階ではまだ詳細は語られていませんでしたが、このたびPV第1弾が公開されました。「現代日本」「東京」「女子高生」「変身ヒーロー」「秘密結社」「立体駐車場」と、「SHORT PEACE」プロジェクトであることを考えれば納得のいくキーワードから、謎めいた単語なども飛び出す本PV。ゲーム映像も収録されているので、気になる方はぜひチェックしてください。世界が注目するトップクリエイターたちの奇跡の饗宴で贈る「SHORT PEACE」プロジェクト。映像という枠すら飛び出して追求されるその表現は、須田氏と片岡氏の手にかかり、新たなゲーム体験として私たちの前に姿を見せてくれるのでしょう。その日が実に楽しみです。『月極蘭子のいちばん長い日』は、発売日・価格ともに未定です。(C) SHORT PEACE COMMITTEE(C) KATSUHIRO OTOMO/MASH-ROOM/SHORT PEACE COMMITTEE(C) 2013 NBGI