冒頭でしつこいほどに連呼しましたが、今回、取り上げるアプリは、1999年にアーケードゲームとしてリリースされた『CRAZY TAXI』です。ゲームセンターでひときわ目立っていた黄色い筐体。レース系ゲームなのに、シートに座ってプレイするのではなく、立ったままプレイ。BGMはノリノリミュージック。なにもかもが新鮮で斬新だった『CRAZY TAXI』は、コンシューマーゲーム機に移植もされました。そして、ついにAndroidにも、ドリームキャスト版をベースに移植した『CRAZY TAXI』がっ！ゲーセンで『CRAZY TAXI』をプレイしまくっていた私です。これは、ダウンロードするしかないでしょう。
■『CRAZY TAXI』の基本
「TAXI」という言葉が入っているくらいですから、ゲームの基本はお客を乗せて、目的地へ送り届けることです。ただし、1秒でも早く！お客を目的地まで早く送り届けることができるなら、何でもありです。速度オーバーもなんのその、逆走しても、トンネルの中を突き進んでもお咎めなし。他の車にドカーンとぶつかってもOKです。タクシーはかなり頑丈ですから、ぶつかったくらいでは壊れません。そして、タクシーが頑丈なら、お客も頑丈。手荒い運転に負けるような軟弱者ではありません。タフなお客は、荒っぽい運転をすればするほど喜んで、チップをはずんでくれます。
■お客を乗せろ！
操作は、とってもシンプル。アクセルの「D」とバックの「R」を押しつつ、ハンドルの「←」「→」を操作するだけ。お客候補は、頭の上に「＄」マークを出しているので、「＄」マークを見つけたら、お客候補の前で車を停めて、乗せてあげましょう。ただし、車を停めるエリアが決まっているので注意！お客は円で囲われた中にいるので、円の中に車を停めてください。エリア外に停めても、お客は車に乗ってくれません。
お客を乗せたら、あとはクレイジーに運転するだけ！画面に目的地までの道のりを示す矢印が表示されるので、目的地に向かって爆走しましょう。公園を突っ切ろうが、広場を突っ切ろうが、線路の上を走ろうが、パトカーはやってきません。どこを走るかはプレイヤーの自由！目的地に早く到着すれば問題ナシ！と言うか、目的地に早く到着しないと、お客は怒ってタクシーから飛び降りてしまいます。そうです、制限時間があるんです。お客の持ち時間は、頭の上に表示されます。この数字がゼロになったら、お客は激おこモードに突入し、お金を払わずにタクシーから降りてしまいます。
■チップをゲットせよ
お客はドMです、たぶん。荒っぽい運転をすると喜んで、チップをはずんでくれます。具体的には、「ジャンプ」「ドリフト」「他の車のスレスレを走って追い越す」の3つです。ちょっと危険なこうした行為を連続で行うと、コンボとなり、チップがドドーンともらえます。でも、他の車にぶつかるとコンボが途切れてしまうので注意。コンボを稼ぐためには、「荒っぽい運転を丁寧にする」という、日本語が喧嘩しそうな運転が求められます。
ちなみに、目的地に到着した際に、残っている制限時間に応じてタイムボーナスがもらえます。早く目的地まで辿り着けば、ボーナスが多くなるので、「荒っぽく丁寧に急いで運転する」という日本語が眩暈を起こしそうな運転をしてください。
■クレイジーに運転してみる
タクシーの操作は、さきほど説明した「タッチ操作」の他に「傾き操作」も可能。オススメは「タッチ操作」です。スマホを傾けてタクシーを操作する「傾き操作」は、クセがあってプレイしにくい印象。そして、酔います。私だけかもしれませんが、クレイジーなタクシー運転手が、酔っ払ってフラフラするという情けない事態になりました。選べるモードは、アーケード版と同じマップを走る「ARCADE」、コンシューマーゲーム版オリジナルマップを走る「ORIGINAL」、ミニゲーム集「CRAZY BOX」の3つ。「ORIGINAL」はマップが複雑なので、初めてプレイするなら「ARCADE」がオススメです。
しかし、しかしですよ。簡単には、お客を目的地まで送り届けられません。初プレイなら、1～2人しか目的地に送り届けることができないなんてことも。ええ、久々に『CRAZY TAXI』をプレイした私は、目的地まで送り届けることができたお客が2人なんて惨憺たる結果になりましたとも！……って、よく考えたら、アーケード版『CRAZY TAXI』にハマってはいたものの、当時も腕前は酷いものでした。スマホ版初プレイで、2人くらいしか目的地まで送り届けることができなくても、当然だったんです。無念！
■攻略のポイント
マップを覚えること！コレに尽きます。考えてもみてください。道をまったく知らない運転手が運転するタクシーに乗りたいですか？そんな、どこへ行くかわからないタクシーには、乗りたくないですよね！クレイジーの中にも、正気を！マップを覚えて走るという理性を持たなければいけません。そして、もう一つ。操作方法をしっかりマスターすること！「D」をダブルタップで、急加速をする「クレイジーダッシュ」。「クレイジーダッシュ」後に「D」を押しっぱなしで、さらに加速する「リミッターカット」。走行中に「←」「→」のどちらかをダブルタップして押し続けると、ドリフトする「クレイジードリフト」。クレイジーテクニックは他にもありますが、この辺りは必須です。
■プレイした感想
もともとシンプルな操作で遊べるゲームだったので、スマホ版も違和感なくプレイできました。『CRAZY TAXI』ならではのクレイジー感がバッチリ再現されています。そして、BGMが最高です。もちろん、BGMはアーケード版と同じ「オフスプリング」と「バッド・レリジョン」。ノリノリですよ、ノリノリ！難点は、つい力が入ってしまうことです。つい夢中になって、スマホの画面を力一杯押さえてしまうので、いつか画面が壊れるのではないかと、ひやひやしています。アプリの価格は450円。クオリティーも高く、かなり遊べるので、個人的には安いくらいです。クレイジーな運転を楽しみたい方は、ぜひプレイしてみてください。
『CRAZY TAXI』は、好評配信中で価格は450円です。
(c)SEGA/(c) SEGA Networks
「ロイドレポ」 byさかまきうさろーるファミコンのA/Bボタンが四角だった頃からのゲーム好き。最近はAndroidにご執心。のんびりライターとして活動しながら、ゲームをプレイ中。ときどきすれ違いを求めて、3DS片手に福岡を徘徊しています。
Twitter:@sakaroll
