この言及は先頃、海外メディア「GameSpot」が行ったビデオインタビューで語られたもので、現在のAAAタイトルについての概観を求められたDyack氏は開口一番、「AAAタイトルは難しい(AAA is not fine.)」と切り出しています。
「AAAタイトルを取り巻く今のゲーム業界は、映画産業が1920年代に経験した状況を踏襲しているようです」と述べ、「1920年代のハリウッド黄金期に、映画産業は多くの雇用を生み出す一大産業に成長しましたが、制作側にとってその時期の映画産業は決して儲かるものではなく本当の意味でのビジネスではないと認識されていました」と、今日のAAAタイトルの制作環境も、その頃の映画産業と同じ轍を踏んでいることを指摘しています。
そしてアクティビジョンやエレクロニックアーツなどのAAAタイトルを制作するメーカーは、生き残った映画会社のように身の丈にあったビジネスに盛り組み、それぞれの専門分野に的を絞った制作を行うべきであると、Dyack氏は示唆しています。
さらに氏は、「今後のAAAタイトルを含めたゲーム制作環境は、私が呼ぶところの“マイクロスタジオ”といった、内部組織ではない専門化されたスタジオによる効率的な体制を目指すべきたと思います」と、今後の制作環境の構造的変化を提案しています。
Silicon Knightsの前社長でもあるDyack氏が語るように、エンタテインメント産業の先達としてのハリウッドの栄枯盛衰の歴史から生まれた多くの貴重な教訓を、ゲーム業界が学ぶべき時は今なのかも知れません。
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