みなさんこんにちは、ガチレポ!のAmiです。もう8月ですね、次世代機たちの発売前に、ゲーム環境を整えようと部屋の模様替えを検討しているのですが、暑くてとてもヤル気が起きず。我が家にもピクミンがいてくれたらいいのに~なんて思う今日この頃です。というわけで、今回紹介するのは任天堂の人気シリーズ最新作『ピクミン3』。実は私、『ピクミン』シリーズは初めて。ゲーム内容はある程度「情報」として把握していただけで、実際遊ぶのは初めてです。カジュアルライクなゲームかと思いきや、頭をよく使いますし、戦闘では先の展開を踏まえて指示を行なうアクション性も面白く、ガッツリ楽しむことができました。では、さっそくいきましょう!■仲間を切り替えてピクミン達を導こうゲームの目的は、未開惑星でピクミンと一緒に探索して、今日の食料の確保と惑星の調査をおこなうこと。操作キャラクターである乗組員はアルフ、ブリトニー、チャーリーの3人。それぞれを好きなタイミングで切り替えて操作することができ、ピクミンたちも個別に率いることができます。そして、乗組員の後ろをついて歩くピクミンたち。こちらは、火に強い「赤ピクミン」、空を飛べる「羽ピクミン」、電気をとおす「黄ピクミン」など種類があり、原生生物の撃退から荷物運びに至るまであらゆる事を手伝ってくれる可愛い仲間です。惑星で見つけた品などをピクミンたちの宇宙船「オニヨン」に持ち帰ると、ピクミンの数を増やすことができますので、どの種類のピクミンを何匹連れていくかを決めて、隊列に加えてあげましょう。■単位は1日。食料確保も忘れずにゲームは1日単位で構成されていて、朝から始まり、日没には帰るというスケジュールで進めていきます。これはいかなる時でも ―たとえボス戦の最中であっても― 時間が来たら即強制帰還となるので、そのあたりを踏まえて段取りよく調査していきます。これはピクミンたちも同じなので、1日の終わりにはちゃんとオニヨンまで連れて帰ってあげてくださいね。さもないと、目を覆いたくなるような凄惨な光景を目の当たりにすることになってしまいますよ…。いや本当に。私も何度涙を拭ったことか。1日という制限のおかげで「あとちょっと」という気持ちに拍車がかかり、余計に止め時が見つからなくなってしまうのがニクいところです。また、ストーリー自体は指示された目的を達成することで進行しますが、1日の終わりには必ず宇宙船にストックしている食料を1つ消費します。それがゼロになってしまわないよう、惑星では食べ物確保も忘れずに。単に指示されたことをするだけでは味気ない、かといって、やることが多すぎると疲れますよね。本作では丁度その中間をいく抜群のゲームバランスなので、心地よい焦燥感を楽しみながら遊べるようになっています。■プレイヤーは「指揮官」プレイヤーはピクミンたちに指示をする、指揮官のような役割を担います。任意の敵や物体にポインターを合わせ、ピクミンたちを投げるだけで対象物に応じた作業がはじまり、ピクミンたちにポインターを合わせて笛を吹けば作業を中断、集合させることができます。ピクミンたちは1度作業を指示すると、それが終わるまで自動で同じ行動を繰り返すのが特徴。これを利用すれば、ブリトニーが岩ピクミンと一緒に障害物を破壊、チャーリーと羽ピクミンが橋の建造をしている間に、アルフは青ピクミンを連れて水中探索に赴くといった具合で、1度に三手に分かれた行動も可能です。先のマップが分からない未開の地で効率よく探索・食料確保をするには、こうした互いの協力が欠かせません。地上に出せるピクミンの数は最大100体までと決まっているので、その分割り当てられるピクミンの数が減ってしまうのは難点。ですが、そうして進んだ先でふいに中ボスに遭遇!なんてハプニングが楽しくて、ドキドキワクワクしながら遊べました。ちなみに別行動は「出来るようになると効率がいいよ」というもので、クリアに必須となる箇所はほんの少ししかありません。難しいのは敬遠してしまうという人もご安心ください。■ピンボケ効果が映える、瑞々しいグラフィック豊かな自然で覆われたフィールドには、電球や長靴、壺らしきモノなどなど馴染み深い品々もあり、土に埋まったモノや、高いところにひっそりと実る果実、隠し通路など、探索欲を刺激する仕掛けが沢山。特定のピクミンがいないと進めない箇所、解けないギミックもあってリプレイ性も高いです。ストーリーモードでは1日の終わりに自動でセーブされますが、何度でもやり直しが効くのがGOOD!過去にも遡れるので、自分が納得するまで挑戦できるのはありがたいですね。独特のファンタジー世界を表現するフォトジェニックなグラフィックは、本当に瑞々しくジューシーで、他の作品にはない透明感を感じさせます。その中でチョコチョコと活動する、3等身ほどにデフォルメされたキャラクターたちとのギャップもまた可愛らしく、ひとつの大きな魅力となっています。■ゲームプレイに貢献する便利機能ゲームパッドを使ってのマップ表示や、1日の終わりに自分の行動をリプレイ再生できる機能、行きたい場所までオートで移動してくれる「ここまで移動」機能など、ゲームプレイにも活かせる便利機能が豊富で遊び易いです。特に「ここまで移動」機能は恐ろしく有用で、往復移動の面倒さが省けるのはもちろんですが、これを使えば3人いる操作キャラクターたちを別々に、同時に違う目的地へ移動させることができるので、効率的に探索をおこなうのにもとにかく役に立ちます。唯一使いづらく感じたのはロックオン機能でしょうか。カメラリセットのボタンと同じボタンが割り当てられているので、ロックオンしたいのにカメラが向き直ってしまう事があり、方向感覚が混乱してしまいます。他は特に、これといったところは思いつきませんでした。■幅広いユーザーが楽しめる「ゲームらしいゲーム」選択出来るゲームモードは、腹八分目のボリュームのストーリーモード。挑戦しがいのあるミッションモード。対戦プレイができるビンゴバトル…と、必要不可欠なモードは全て揃っています。タイムアタック要素のあるミッションモードは、規定の条件の中で宝を集めたり、敵を倒したりする独立したモードなのですが、個人的には、本編に登場した全てのボスと再戦できるところがたまりませんでした。見た目も可愛く取っ付きやすいゲームですが、自己記録の更新を目指すようなゲーマー好みの遊び方も可能な、幅広く楽しめる1本です。気になった方は、ぜひ手にとってみてください。★こんな人にプッシュ★・ピクミン可愛い!と思ってしまった人・思考を巡らせるのが好きな人・自己記録挑戦が好きな人★その他備考★・糸のような岩ピクミンの手足、可愛すぎデスWii Uソフト『ピクミン3』は現在好評発売中。価格はパッケージ版・ダウンロード版ともに5,985円(税込)です。(C) 2013 Nintendo■筆者プロフィールAmi元・ゲームグラフィッカーのボス戦好きなアマゾネス。最近、苦手だったゾンビゲーが好きになってきました。ゲームは雑食で、国産から海外、RPGからFPSまでなんでも遊ぶ、食い散らかし系です。とりあえず、ゲームができればそれで幸せ。ブログ:http://blog.livedoor.jp/xxxplus/
【ガチレポ!】第47回 クラシックFPSを意識した『ウルフェンシュタイン:ザ ニューオーダー』、濃密なシングルプレイでナチス軍をぶちのめせ 2014.6.22 Sun 8:00 みなさんこんにちは。第47回となる今回は、PS4/PS 3/Xbox 360の…