まず行われた準々決勝は、全4試合。「空条承太郎(第三部) VS ブローノ・ブチャラティ(第五部)」は、ブチャラティが己のペースを掴もうとするものの、承太郎が余裕すら伺わせる動きで、圧倒的な格の違いを見せつけて勝利しました。「東方定助(第八部) VS 広瀬康一(第四部)」は、どちらも互角に試合を運び、どう転んでもおかしくない試合でしたが、紙一重で康一が勝利を手にします。
「シーザー・アントニオ・ツェペリ(第二部) VS ジョニィ・ジョースター(第七部)」では、主人公であるジョニィ有利との見方もありましたが、貧民時代のテンションが明暗を分けたのか、シャボンを使いこなしてシーザーが勝ち抜きます。そして原作再現でもある「花京院典明(第三部) VS DIO(第三部)」は、試合早々からDIOの体力を大きく奪う花京院が終始試合のペースを握っていました。が、追い込まれてからのねばり強さはさすがのDIO。的確に攻撃を与え、時間を止め、花京院を追いつめ、序盤の苦戦が嘘のような逆転劇を見せつけ、奪い取るように勝利をものにしました。
この結果から、準決勝の組み合わせが決定しました。「空条承太郎(第三部) VS 広瀬康一(第四部)」と「シーザー・アントニオ・ツェペリ(第二部) VS DIO(第三部)」です。意外な試合巧者ぶりを見せつける康一ですが、その戦闘力はあの承太郎を相手にしても怯みません。承太郎が苛烈な一撃を繰り出すも、的確なガードで凌ぎ、反撃を繰り出します。そんな一進一退を繰り返し、辿り着いた決着はまさかのタイムアウト。ほんのわずかな体力の差で、承太郎が激戦を制して決勝に進みました。