オリジナルは1999年に発売されたPCゲーム『Thief: The Dark Project』、以来ディベロッパーが変わり、この度『Deus Ex: Human Revolution』等で知られるEidos Montrealの開発、スクウェア・エニックス発売となって2014年に登場予定であるシリーズ最新作『Thief』。2004年に発売された前作『Thief: The Deadly Shadows』からなんと約10年ぶりの新作ということもあり、待ちわびたファンの方も多いことでしょう。
舞台は中世以降産業革命黎明の頃といった趣きのイギリス、少し幻想的な空気も漂う街並みは荒廃し、うらぶれた人々がひび割れた石畳の道をさ迷う薄ら暗い雰囲気。所々に灯る弱い明かりが寂しさを強調しています。主人公はそんな世の中に生きる泥棒義賊のギャレット、マスターシーフの称号を持つ謎の多き青年です。富めるものと貧しきものの対立は激化し世はまさに革命前夜にも見える不穏な空気。『Deus Ex: Human Revolution』で見せた同社の設定の巧みさやストーリーテリングの手腕をまた見れるのかと思うと胸が躍ります。