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【ロコレポ】第56回 底なしの中毒性に寝不足必至! 全てのゲーム要素が美しくまとめられた採掘アクション『スチームワールド ディグ』

インサイド読者のみなさま、Here we go! ゲームライターのロココ試作型です。

任天堂 3DS
『スチームワールド ディグ(SteamWorld Dig)』は、インターグローが11月20日から配信しているニンテンドー3DSダウンロードソフト
  • 『スチームワールド ディグ(SteamWorld Dig)』は、インターグローが11月20日から配信しているニンテンドー3DSダウンロードソフト
  • 海外デベロッパーのImage&Formが手がけた、2Dスクロール採掘アクションゲームです
  • 荒野に残された鉱山の町「タンブルトン」を舞台に、主人公のスチームロボ「ラスティ」が叔父から相続した鉱山の秘密を解きあかすための冒険が描かれます
  • プレイヤーは「ラスティ」を操って地下にある鉱山を掘り進め、お金を稼いだり、それをもとに「ラスティ」を強化しながら鉱山の奥深くへと潜ります
  • 洞窟には「ゴールド」「シルバー」などの鉱脈が点在しており、「ピッケル」や「ドリル」といった採掘道具で掘れば鉱物を入手することができます
  • 入手した鉱物は、町へ持ち帰って女の子ロボットの「ドロシー」に渡すことで換金と経験値獲得が可能です
  • 町が発展すると、ショップで能力を強化することができるようになります
  • 「ランタン」の燃料ゲージがなくなると、影になって採掘が難しくなります
インサイド読者のみなさま、Here we go! ゲームライターのロココ試作型です。

第56回のロコレポは、インターグローが11月20日から配信しているニンテンドー3DSダウンロードソフト『スチームワールド ディグ(SteamWorld Dig)』のプレイレポートをお届けします。

『スチームワールド ディグ』は、海外デベロッパーのImage&Formが手がけた2Dスクロール採掘アクションゲーム。海外のニンテンドーeショップのランキングで1位を獲得するなど、ユーザーの高い評価を受けている作品です。

インサイドでも何度かご紹介しているので、私を含めて国内の配信を楽しみにされていた方も多いのではないでしょうか。

アクションパズルにRPG要素を加えた採掘アドベンチャーゲーム
荒野に残された鉱山の町「タンブルトン」を舞台に、主人公のスチームロボ「ラスティ」が叔父から相続した鉱山の秘密を解きあかすための冒険が描かれる本作。

プレイヤーは「ラスティ」を操って地下にある鉱山を掘り進め、お金を稼いだり、それをもとに「ラスティ」を強化しながら鉱山の奥深くへと潜ります。地下にある鉱山には鉱物などの宝物のほか、危険なトラップやモンスター、そして謎に満ちたギミックも存在しています。

リスク&リターンのバランスが秀逸、ハードコアなプレイングが必要
洞窟には「ゴールド」「シルバー」などの鉱脈が点在しており、「ピッケル」や「ドリル」といった採掘道具で掘れば鉱物を入手することができます。入手した鉱物は、町へ持ち帰って女の子ロボットの「ドロシー」に渡すことで換金と経験値獲得が可能。ほかに採掘道具には「パンチ」や「スピードブーツ」「スチームジャンプ」といったものもあり、洞窟の各地で入手したりショップで能力を強化することができます。

ただし、途中で「ラスティ」が壊れてしまうと鉱物をその場に落とし、町へ戻されてしまう(しかも修理費としてお金を半分取られる)ので、「ラスティ」のHPや「ランタン」の燃料ゲージと相談しながら、「どこまで掘り進むか」「そろそろ戻ろうか」といった判断をすることになります。

ウェスタン&スチームパンク風の世界観で描かれる、光と影の表現が美しい2Dグラフィック
画面の構成は上画面が洞窟、下画面でミニマップやポーチの中身などを確認することができます。ビジュアルは作品全体がウェスタン&スチームパンク風のドット絵で描かれ、懐かしさと新しさが同居した独特の雰囲気ある世界観を表現しています。

特に、洞窟の明かりやプレイヤーが装備する「ランタン」による光と影の表現はとても美しく、影になった部分は採掘が難しくなるなど、ゲームシステムのうえでも大事な要素になっています。3DSの立体視に対応しており、ボリュームスイッチをオンにすると背景の奥行きなどにかなりの広がりを感じることができます。

アクション+パズル+アドベンチャー、全てのゲーム要素の完成度が高い傑作
『スチームワールド ディグ』。アクションの爽快感とパズル的な思考、ビジュアルとキャラクター、アイテムの収集と育成要素、そして美しい世界観と奥深いストーリー……。本作の魅力を挙げたらそれこそキリがありませんが、その中でも、何度でも洞窟に潜りたくなるリプレイ性の高さは特筆レベルじゃないでしょうか。

難易度が高いためゲームオーバーになることも多く、その度に「なぜもっと早く町へ引き返さなかったのか」と後悔させられますが、そうしたトライ&エラーの要素も本作の醍醐味。アクションパートのプレイ感覚は『ディグダグ』『ミスタードリラー』、そしてパワーアップ要素やマップ探索などのアドベンチャーパートは『メトロイド』のゲームデザインに近いので、普段あまり海外のゲームをプレイされない方でも楽しめる作品だと思います。

Game*Sparkでは本作の開発者特別インタビューも行っているので、ぜひ合わせてご覧ください。



『スチームワールド ディグ』は、好評配信中で価格は800円(税込)です。

(c)2013 Image & Form International AB
Licensed and published in Japan by Intergrow Inc.


【ロコレポ】 by ロココ試作型
INSIDEのゲームライターが3DSとiOSを中心に色々なソフトをプレイして、その魅力を伝える連載。RPGの魅力に目覚めたのは、ファミコン版『ウィザードリィ』。好みのゲームな場合にテンション上がり過ぎるのは許して…。
Twitter:@Rococo_TestType
《ロココ試作型》
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