取り扱うテーマや自由度の高さから「犯罪行為を助長する」といった批判を受ける事も多いオープンワールドゲーム『グランド・セフト・オート(GTA)』ですが、同作のおかげで11歳の少年が祖父の命を救ったとのニュースがIrish Mirrorにて伝えられています。その日、アイルランドに住むチャーリー・カレン君は、ドラマクラスの授業を終え、祖父のフィンさんが運転する車で家に帰る途中でした。すると突然フィンさんが意識を失ってしまったそうです。カレン君は咄嗟にハンドルを握り、うまく車をコントロールして混雑する主要道路から遠ざけました(この時アクセルは踏みっぱなしになっていた)。その後、車は建物の門に衝突して停止。カレン君は頭蓋骨を骨折するも現在は完治しており、フィンさんも命に別状は無かったとの事です。今回の件に関してインタビューを受けたカレン君は「グランド・セフト・オートのゲームでしか運転経験が無かった。運転についての不安はなく、祖父を起こす事に集中していた」と語っています。『グランド・セフト・オート』シリーズのレーティングから言えばカレン君の年齢は対象外であるため本来であればプレイしている事を注意すべきですが、今回ばかりは彼の勇気ある行動に敬意を表したいですね。