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国内版を先行プレイ、プレコミュ会員向け『ウォッチドッグス』プレミア体験会レポート

『ウォッチドッグス』×「プレコミュ」プレミア体験会が、6月21日にSCEJA本社にて開催されました。事前にプレコミュ上で募集が行われ、その当選者だけが参加できるプレミアムな本イベントの模様をお届けします。

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6月26日に国内発売予定の、ユービーアイソフトが手がけるハッキングアクション『ウォッチドッグス』。本作の国内版を発売前にプレイできるイベント、『ウォッチドッグス』×「プレコミュ」プレミア体験会が、6月21日にソニー・コンピューターエンターテイメント本社にて開催されました。事前にプレコミュ上で募集が行われ、その当選者だけが参加できるプレミアムな本イベントの模様をお届けします。

作品の世界観をサイバーパンクに演出した会場


続々と参加者が集まる体験会場入り口はショーケースに納められたTシャツやフィギュア、マップといったグッズが来週の国内リリースに胸躍らせるファンをお出迎え。本会場の内部は多数の大型ディスプレイと体験プレイ用ブースが設置され、その中には主人公エイデンが作中で着用しているハットやジャケットといった衣装展示もありました。会場を包む鮮やかなネオンのイルミネーションが本作の世界観をサイバーパンクな雰囲気で見事に演出していました。

シングルプレイとマルチプレイを90分間の体験プレイ


本イベントの試遊コーナーはシングルプレイの本編を60分間、その後マルチプレイでの参加者同士の対戦を30分間、計90分のゲームプレイを体験できるというもの。試遊ブースはそれぞれに1つずつ用意されており、筆者もハイテクを駆使したハッキングアクションを大型のディスプレイで存分に堪能してきました。


美麗なグラフィックが滑らかに動作する映像美は言うまでもなく、オープンワールドならではの多様な攻略手法や高い自由度に注目しました。警察の追跡から逃れる際に、周辺のあらゆる電子機材をハッキングすることによって敵の注意を引きつけるほか、監視カメラを介してセキュリティーシステムに侵入することも可能。ドアのロックを間接的に解除することはもちろん、大規模な停電を引き起こしたり信号機を自由に操ったりと、街の公共設備を完全に支配する逃走劇は爽快感に満ち溢れていました。


マルチプレイパートでは、複数のグループに分かれた参加者が2チームごとのマッチングで対戦を行いました。今回体験したのは「オンライン解読」という対戦ルールで、1つのファイルを奪い合って競う、FPSタイトルでの「キャプチャー・ザ・フラッグ」に類似したもの。シングルプレイでのハッキングスキルを駆使することはもちろん、マップ上のあらゆるオブジェクトを破壊しながらのド派手なカーチェイスと激しい銃撃戦を繰り広げました。

著名脚本家を招いてのわきあいあいとしたトークショー

司会を務めたのはユービーアイソフトのPRマネージャー、福井蘭子氏。ゲストには本作のローカライズディレクターを勤めた同社の岩本けい氏に加え、アニメ『東のエデン』や『攻殻機動隊 S.A.C.』を手がけた脚本家で、本作のシナリオ翻訳監修を務めた佐藤大氏。体験会の参加者からアンケートで寄せられた質問に答える形で、終始わきあいあいとしたトークショーが行われました。


特に議論が活発だったのは、「本作をローカライズするにあたって、最も大変だったことは何ですか」という質問に対しての回答。プロットの翻訳作業よりも苦労したのは、登場人物の性格を忠実に再現するために「おれ」「オレ」「俺」といった同一語句の一人称でも慎重を期したということです。その他、ローカライズディレクターの岩本氏は、佐藤氏がキャスティングした声優陣のスケジュールを確保することに腐心したと冗談交じりに振り返りました。

さらに、本作が発売延期となった際の苦労話のほか、佐藤氏が本作をオファーされた時に『攻殻機動隊』に登場する天才ハッカー「笑い男」を彷彿としたと語ったことなど、制作の裏話も豊富に語られました。トークショーの最後に発売日を心待ちにするファンに対してメッセージを求められた同氏は、自分も早くプレイしたいという期待に加え、マルチプレイという「ネットの海」でまた会いましょうと、自身の手がけた作品を引用して締めくくりました。佐藤氏と広大なネットの海で遭遇するプレイヤーははたして何人現れるのでしょうか。

※文中で作品の発売元を誤って表記していました。訂正してお詫びいたします。また、コメントでのご指摘誠にありがとうございます。
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