
そのブースとはプロノハーツとエクシヴィによるそのままズバリの「どこでもドア」ブース。東京ゲームショウでも出典されていたヘッドマウントディスプレイ「Oculus Lift(オキュラス リフト)」でおなじみのOculus VR社と、Samsung社が共同開発したヘッドマウントディスプレイ「GearVR」がその疑似体験を可能にしてくれました。どこでもドアを模したドアをくぐって専用のスペースに入ると、Samsung製のスマートフォンがセットされた「GearVR」を装着していよいよ体験スタート。

美術館やワイキキのビーチなど、複数の場所から好きな場所を選んで瞬時にジャンプ。前後左右から上下にいたるまで、首を動かすことで視点が切り替わる迫力の映像が楽しめます。さらに「ドラえも~ん」と口に出して呼ぶと画面に矢印が出現。そちらの方向をずっと見ていると、遠くからドラえもんがタケコプターで飛んできて挨拶してくれるという遊びも用意されており、気分は完全にのび太くんです。

去る7月にフランスで開催された「Japan Expo」に出典した際には、専用スペース内の壁を覆うシートに体験者が見ているのと同じ映像を投影することで「ドアを開けたらそこは違う場所」という演出をしていたそうですが、今回はハードウェアを新しいものに換装した影響で残念ながら調整が間に合わなかったとのこと。ですが、実際に「GearVR」を着けての体感には何の遜色もありません。来場したなら、ぜひ足を運んでいただきたいブースでした。
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