『ファイナルファンタジーVIII』のガンブレードやライトセイバー刀などでおなじみの海外の鍛冶職人たちが今回もやってくれました。
これまでは武器を作ってきた彼らですが、今回つくるのは防具。『The Elder Scrolls V: Skyrim』のドラゴンボーンが身に着けているアイアンヘルメットを作成しています。
まずは、ダマスカススチールという装飾に適した金属を使ってヘルメットの上部を作っていきます。熱したダマスカススチールをパワーハンマーで力を加えたり叩いて伸ばしたりすることで、徐々にうすくしていきます。始めは太い棒だった金属が動画が3分を過ぎたあたりからだんだんヘルメットらしい形を帯び出します。
眉間の部分から後頭部にかけて真ん中に入っている1本のでっぱり部分はローリングミルという器具を使って鉄の棒を細くしていきます。頭の形に沿う曲線を描くように、鉄球などの丸みのある器具を用いて調整を繰り返します。
頭を覆う部分と細かな部品を組み合わせたら、ツノの部分に取り掛かる。2本の羊のツノを同じサイズになるように細かく削っていきます。その後、ツノと本体を合体させ、熱したり冷やしたり溶かしたり削ったりを何度も何度も繰り返し、薬品を使って質感を出して完成です。
毎度ながら完成品は細部のマークなどにかなりのこだわりが感じられます。ぜひ動画でこの感動を体感してください。
実演ではスイカとアイアンヘルメットを交互に刀で切り比べ、防御力を確認。スパッと切れるスイカに対し、キーン!いい音を放ち防御力を発揮するアイアンヘルメット。ギャラリーから「切れる?切れなーい!」の掛け声が聞こえてきそうです。途中で刀が曲がってしまうほどの頑丈さだったようです。
ぶつけると勢いよく割れるメロン、当たって真っ二つに割れる弓矢と次々とその頑丈さを証明していくアイアンヘルメット。最強の鍛冶職人集団は武器だけでなく防具を作らせても超ハイクオリティでした。
《三浦遥》
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