その理由についてUeharaLaboは、アップデート説明に「“リア充爆発しろ”な行為はテロ行為だと判断されたため、その表現の規制に対応しました」と記載。これにより、「バージョン1.0.1」よりタイトルが『リア充絶滅しろ!』に変更されているほか、ゲーム内の文章やエフェクトも「爆発」を連想させるものはすべて差し替えられている模様です。
■ゲーム内の変更点の例(変更なしAndroid版と変更後iOS版との比較)
・セリフ「リア充を爆発してくるのじゃ!」→「リア充に天罰を下しに行くぞ!」


・エフェクト“爆発”→“亜空間への吸い込み”


「リア充爆発しろ」という言葉は、もともと匿名掲示板から生まれた、主に恋愛面などで現実の生活が充実している人に対して嫉妬していることを表すスラングで、“ネタ”として用いられてきた“決まり文句”のようなものです。SNSなどでも気軽に使われ、ネット上では“ネタ”として広く浸透していました。
その状況をゲーム的に表現したのがアプリ『リア充爆発しろ!』だったわけですが、アップルの審査では「テロ行為」的であると判断された模様。一度配信されたアプリが、差し戻される形で、タイトルやゲーム内の表現を変更させられることになったようです。
また、UeharaLaboのTwitterでは、以下のように経過を報告しています。
暴力行為でリジェクトでございます・・・
uehara (@UeharaLabo) 2015, 4月 2
リリース前も同じ理由でリジェクト食らってて、結構表現抑えたんだけどな・・・
目立ったからちゃんと見直したパターンか・・・
uehara (@UeharaLabo) 2015, 4月 2
暴力的すぎるとストアから削除されていたアプリ『リア充爆発しろ』が
『リア充絶滅しろ!』になって復活しました!よろしくお願いします!
[iPhone] http://t.co/WIfXBmG9Xz
[Android] http://t.co/ivQHWTFSTD
uehara (@UeharaLabo) 2015, 4月 15
インサイドでもプレイレポートが掲載されていますが、嫌味のないジョークとして落とし込まれた「爆発」は、ゲーム性やゲームの面白みそのものにも大きく関わっています。今回の表現規制がはたして適切なものであるか、今後の配信アプリにも影響を与える一例となりそうです。
『リア充絶滅しろ!』および『リア充爆発しろ!』は、好評配信中で価格は無料です。


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