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【プレイレポ】3DロボACT『Implosion』…『Deemo』を手がけた台湾インディーの新作

スマートフォン用音楽ゲーム『Cytus』や『Deemo』で大ヒットを飛ばした台湾のインディーデベロッパーRayark。先日リリースされた新作『Implosion』は初の本格的な3Dアクションゲームです。今回はそのインプレッションをお届けしたいと思います。

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スマートフォン用音楽ゲーム『Cytus』や『Deemo』で大ヒットを飛ばした台湾のインディーデベロッパーRayark。先日、iOSでリリースされた新作『Implosion』は初の本格的な3Dアクションゲームです。今回はiPad2でのインプレッションをお届けしたいと思います。

◆シンプルで軽快なアクション



本作は固定カメラのロボット系3Dアクション。操作はすべて画面上のバーチャルパッドで行います。左には移動用のアナログパッド、右には攻撃とダッシュ、3つのスキルボタンが配置されています。攻撃は連続してタップすることでコンボが発動。また攻撃後にワンテンポ置いてタップすることで強攻撃、攻撃ボタンをスライドすることで遠距離攻撃が可能。ワンボタンで多彩なアクションを実現する工夫が見られます。

ゲームは細かいステージに分かれており、オペレーターの指示通りに目的地に移動すればクリア。大量の雑魚キャラの他、巨大なボスも登場します。一定ダメージを耐えられるシールドや無敵時間のあるダッシュなど、主役のロボットはかなり強力。序盤ステージはかなり簡単です。射撃よりも格闘攻撃中心のアクションは無骨なロボットというより、スーツを着たスーパーヒーローという雰囲気(設定上は遠隔操作)。好みはわかれるでしょうが、爽快なアクションゲームとしてはありでしょう。

◆ハクスラ要素のあるアイテムとアップグレード



ステージにはロボットを強化するアイテムやクレジットがゲットできます。アイテムは7つのスロットに装着することで、各種ステータスのアップとスキルの習得が可能。アイテムの種類はノーマルからレアまで多種多様。同じステージには何度も挑戦できるため、ハクスラ的要素があると言えます。

ゲーム中盤から難易度は上昇するため、いい加減な装備をしていると一瞬のうちにHPが削られてしまいます。シールドは時間経過で回復するため、防御ステータスが低くても逃げ回りつつ立ち回れますが、アクションが苦手な人はHPやシールドを重視した方が良いでしょう。逆にスキルの回転率や火力を上げて攻撃特化型のプレイも可能。アクションそのもののバリエーションは低いものの、アップグレードによって立ち回りには変化があるように作られています。


またこれらのアップグレードはもちろん無課金で可能。アイテム課金がほぼモバイル市場を席巻している中、Rayrakの有料ゲームへのこだわりは評価できます。アプリ自体は1200円と多少高いですが、ゲーム中に広告やアイテム課金の誘導がないことによる気持ち良さは十分に値段に見合っていると思います。

◆個性的なイラストで描かれる世界観



アクションゲームとしては堅実ながらもやや平凡に見えてしまう本作。筆者が一番、注目する点はビジュアルイメージと世界観にあります。オープニング動画は映画のトレイラーばりの3Dムービーですが、ゲーム内のカットシーンはコミック風のアニメーションが中心。日本のアニメとも西洋のカトゥーンとも異なるテイストのイラストはなかなか良い雰囲気です。あえて言うなら、SFモノという題材も相まって、フランスのバンド・デシネを東アジア風にアレンジした感じがします。



主人公のジェイクは痩身のクールガイ。異星人に襲撃された地球を救うのが目的です。「Warmech3」という本作のロボットはパイロットの神経接続で遠隔操作が可能という設定。ロボットは初期の「アヴァロン」の他、「クリムゾン」がアンロックされます。ストーリー自体はオーソドックスながらも、敵の探知やナノマシーンでの機体の強化など、SF的設定はしっかりした印象です。

◆モバイルで有料ゲームに挑戦する心意気



全体を通してみると、タッチデバイスで快適に遊べる3Dアクションにまとまっています。操作性やビジュアルは高品質ですが、ゲームデザイン自体はやや保守的。ゲーム内容だけを期待するならば、他にやるべき作品は多いと思います。

しかしながら、現状のモバイル市場にオリジナルの有料ゲームをリリースする心意気は高く買いたいです。ビジュアル、サウンド、世界観などのクオリティも標準以上であるため、今後の展開は気になります。『Cytus』がPlayStation Vitaに移植された事例もあるため、本作の世界観でまた別のゲームを遊んでみたいと感じました。
《今井晋》

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