大きく4部に分けられた物語で構成される『灰色都市 32人の容疑者』は、事件の中心である誘拐犯を追いながら、その周辺に起こる殺人事件の謎を解いていくストーリーが展開されます。プレイヤーの進め方によりエンディングが変化し、全55通りのエンディングが用意されている一作です。

本作には主人公が4人登場しますが、その中の『灰賀剛』と『桐咲茜』に関する新たな情報が到着しました。それぞれの物語の導入部や、各シナリオのシステムとも関わる特徴などが判明しているので、配信に先駆けてしっかり予習を済ませておきましょう。
■灰賀の物語

3日。それが灰賀剛に突きつけられた期限だった。
灰賀が世話になっている空手道場の館長・本郷が借りたという1千万円。借金の取り立て屋は、突然姿を消した本郷の代わりに、灰賀にその返済を求めてきた。「返済するか、本郷の居場所を探し出せ。それが無理ならお前の腹の中身で支払ってもらう」と脅し文句を残して、借金取りは去って行った。本郷の居場所が分かるなら、灰賀自身が、この状況を問いただすために駆けつけたい心境だった。


もともとろくに金も持たずに荒れていた灰賀に理解を示し、道場に迎え入れてくれたのは本郷だった。その本郷が、灰賀の知らないところで借金を作り、説明もなしに姿を消した。一体、本郷は何を考え、彼の身に何が起きたというのか――本郷の足取りを追いながら、金策に奔走する灰賀は「誘拐事件の解決に貢献したら報奨金が出る」という話を耳にする。窮地を切り抜けるチャンスだと、誘拐事件の捜査に乗り出すのだが――。
■灰賀編の特徴




灰賀は、空手の師範代ということもあり、たいへん優れた身体能力を有しています。事件の謎を追う上で、彼の持つ「格闘」の特技が役立つ場面は少なくありません。彼のシナリオでは、格闘をモチーフにした制限時間付きのアクションゲームが登場します。タップ、長押し、連打、スワイプなどを駆使して、荒事の現場を乗り切る必要があるのです。
■桐咲の物語


1人の刑事が殉職してから十数年――刑事の娘は、警察官になった。
彼女の名前は桐咲茜。階級は巡査。26歳。刑事を目指しているがなかなか異動のチャンスを得られず、今はもっぱら担当地域のパトロールが主な仕事だ。亡き父の同僚・新井からは暴走しがちだと心配されてばかりだが、桐咲は父の不審な死について真相を明らかにしたいと使命感に燃えていた。父が残した手帳の中に、彼の死につながる情報が隠されていると信じて、独自の調査を重ねてきた。


都内で起きた少女誘拐事件が世間を騒がせたその日、桐咲は担当地域をパトロールしていた。その途中で通り魔殺人事件の現場に行き当たる。持ち前の好奇心と正義感から、捜査に首を突っ込む桐咲。現場にいた捜査員たちからは白い目で見られるが、そんなことでひるむ彼女ではない。現場を調べ、捜査員や目撃者の話を聞くうちに桐咲は奇妙な点に気が付くのだが――
■桐咲編の特徴

桐咲は、持前の確かな観察眼によって偽りを見抜き、真相を「追及」することが出来ます。彼女のシナリオには、関係者への聞き込みによって不審な人物や発言を洗い出し、その矛盾を指摘していくゲームが組み込まれています。容疑者が多数登場する本作において、彼女の能力は真実にたどりつくために欠かすことのできないものです。


『灰色都市 32人の容疑者』というタイトルが示す通り、この物語には多くの人物が登場します。現実の人間がそうであるように、各登場人物もいろんな側面を持ち合わせています。接する人物によって態度も変わりますし、特定の相手にしか見せない要素もあります。今回紹介するのは、本作に登場する人物の一部であり、その一側面です。彼らが物語の中でどんな役割を担っているかは、実際にプレイしてお確かめください。
■本郷竜司

本郷空手道場の館長。多額の借金を残して失踪している。
■鮫島恭介

借金を取り立てに来た男。
■桐咲薫

桐咲茜の実父。十数年前に不審な死を遂げている。
■新井良太

桐咲薫の元同僚。刑事。薫の娘である茜のことを気にかけている。
■星野純一

通り魔殺人事件の目撃者。
■????

誘拐された少女。
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『灰色都市 32人の容疑者』は2015年4月下旬配信予定。価格は、基本無料のアイテム課金制です。
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