プログラムを覚えることなく誰もが簡単にゲーム制作に挑める『RPGツクール』は、魅力的な世界や物語を自らの手で生み出すという新たな楽しさを提案し、多くのユーザーを虜としてきました。
これまで数多くのシリーズ作が展開されてきましたが、『RPGツクールVX Ace』の発売から4年の歳月が経過しており、その間にRPGを作る環境のみならず楽しむ環境も多様化。本シリーズでRPG作りを楽しむユーザーの要望も時代と共に変化し、iPhoneやAndroidで遊べるRPGを作りたいという声も上がっていました。

そんな声に応えてくれる『RPGツクールMV』の登場が、このたび明らかとなりました。本作はマルチデバイスに対応し、スマートフォンのネイティブアプリも開発できるほか、戦闘形式における「サイドビュー」と「フロントビュー」の選択も可能に。このほかにも数多くの魅力的なポイントが用意されているので、新時代の『RPGツクール』をとくとご覧ください。なお発売は、本年末を予定しています。
■初のマルチデバイス対応
スマートフォンのネイティブアプリも開発可能に。データ形式は、Windows/EXE形式、Mac/APP形式、Android/APK形式、iOS/IPA形式の4種類でビルド可能。また、各種ブラウザでプレイ可能なHTML5形式でも出力可能となり、ありとあらゆるデバイスで、制作したRPGの公開が可能となりました。さらに、プラグインシステムも導入されます。
なお、これまでPC版の『RPGツクール』はWindows専用ソフトでしたが、『RPGツクールMV』ではシリーズ初となるMac版の同時発売予定。制作環境が更に拡がります。
■戦闘形式の「サイドビュー」と「フロントビュー」の選択も可能に




前作までは、戦闘形式において選択肢はなく「フロントビュー」のみでしたが、本作では「サイドビュー」も選択可能となり、戦闘シーンの表現の幅が広がりました。
■タッチ操作、マウス操作に対応

■データベース項目の最大数を2000個に倍増

前作まで999が最大数だったデータベース項目(スキル、アイテム、武器、防具、敵キャラ、敵グループ)の最大数が2000に倍増し、ゲームの奥行きをさらに深く表現することが可能となりました。
■マップを自動で3層化

前作までは上層タイルで重ねた透明部分がそのまま表示されてしまっており、切り替えが対応されていませんでした。しかし本作では、プログラムで上下を自動的に切り替えるので、簡単に3層構造の表現が可能となりました。
■ゲーム画面を高解像度化

前作の544pix×416pixから、816pix×624pixへと高解像度対応に。歩行キャラクターなども、基準サイズの32×32から48×48へ。また原則として、前作の画像を縦横1.5倍した内容となる、アニメーションや表現の幅が大きく広がるとともに、多くのプレイ環境に対応しています。
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