
インディーゲームの金字塔『洞窟物語』が3DSで遊べるようになりました! 携帯機でPC版をそのままプレイしたい方にはうれしい情報ですね。3DSダウンロード版では「カーリーストーリー」「ボスラッシュモード」「ネメシスチャレンジ」が追加で収録され、さらにオリジナル版未収録の「風の砦」まで実装されています。立体視にも対応していますがドット絵は健在。いつでもどこでも当時の興奮や感動を体感できるというわけです。
本作は十字方向に撃てるオーソドックスな銃「ポーラスター」や地面を転がる「ファイアボール」など多彩な武器を使いこなして敵を倒すレトロゲーム風2Dシューティングアクション。ボタンを押す長さでジャンプの飛距離を調整したり独特の動きも特徴的です。ファミコンゲームのように説明なしで唐突に始まるオープニングやシビアな条件で発生する隠し要素もレトロゲームファンの心をくすぐります。なおかつ物語は重厚。謎を解くまでプレイする手が止まりません。

前述のとおり硬派な難易度の2Dアクションゲームなのでちょっと気を抜くと敵に囲まれてあっという間にゲームオーバーに。死にゲーでないのに死にゲーのようになるのは何故だろう。そんなアクション苦手プレイヤーに朗報。3DS用DL版は難易度を3段階から選べます。辛いなと思ったら見栄を張らずにイージーモードで! ちなみに筆者はイージーモードですら死にゲー状態。倒されながらも少しずつ腕が上がっていく感覚もどこか懐かしさを覚えます。ひとつ動きがあるたびにセーブしに帰る感じも懐かしい…。
筆者「ちょっとずつ先に進む牛歩戦略だよ」
ホンネ君「嫌がらせ相手がいないしその前に自分の腕を磨け」 はい、その通り…
『洞窟物語』はニンテンドーeショップにて配信中。価格は1,000円(税込)です。

みかめ ゆきよみ
ゲーム好き、日本史好きの漫画家兼フリーライター。ゲームはジャンル問わず下手の横好きでなんにでも手を出す。歴史マンガ、コラム、イラストなど雑多に活動中。
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