任天堂は第2四半期決算説明会にて、Free to Start型のスマートデバイスアプリ『ミートモ(Miitomo)』を発表しました。新しい会員制サービス「マイニンテンドー」を牽引するコミュニケーションアプリとしてお披露目を迎えた『ミートモ』は、アバターである「Mii」から寄せられた質問に答えることで、自分のMiiと友達のMiiがコミュニケーションを取るというユニークなアプリです。自分のことを自ら発信するのではなく、Miiから訊かれたことをMiiが発信していくというこのスタイルは「ネタふりコミュニケーション」と名付けられており、能動的な発信に消極的なユーザーも参加しやすいという利点を持ちます。また、自分から積極的に切り出すほどではなくとも訊かれたら言いたい、といった潜在的な話題を掘り起こす狙いもあるとのこと。このコミュニケーションはフレンド登録された相手のMiiに限定されており、ユーザーが自己管理できる範囲での接点となります。友達の意外な一面や、思いがけない共通点などの発見にも繋がりそうな、実に個性的なアプリです。全世界で作成されたMiiは2億人を突破しており、『ミートモ』や「マイニンテンドー」、「ニンテンドーアカウント」を通して、任天堂はさらなるゲーム人口の拡大を狙います。まずは、『ミートモ』がリリースされる2016年3月が、大きな節目のひとつとなることでしょう。(C)Nintendo