最終日となった23日には、ベルサール秋葉原でステージイベントも実施された。この12月からネット配信が決定した『機動戦士ガンダム サンダーボルト』も登場、第1話限定試写、加えてトークショーも行われた。
トークショーには原作者の太田垣康男さん、監督の松尾衡さん、小形尚弘プロデューサーが登壇。さらにシークレットゲストとして、イオ・フレミング役の中村悠一さん、ダリル・ローレンツ役の木村良平さんが姿をみせる豪華なものとなった。
『機動戦士ガンダム サンダーボルト』は、インターネット発の「ガンダム」シリーズとして話題となっている。12月11日よりガンダムファンクラブで先行配信スタート、12月25日から一般有料配信を開始する。全4話を予定と、そのストーリーにも期待が集まる。
イベントはこの上映からスタート、特設ステージの大画面に第1話全編が流れた。
物語では一年戦争を舞台に連邦とジオンの戦いが描かれる。子どもが主人公となることが多かった歴代シリーズと違い、“大人”を中心にありのまま描かれているのが特徴だ。煙草、恋愛、そして作品の肝でもある「ジャズ」といった音楽が、戦争中の娯楽として描かれている。
そうした密度の濃い描写が、アダルトなガンダムファンの心を掴みそうだ。アニメーション制作には『機動戦士ガンダムUC』のスタッフが多く携わっている。モビルスーツも含めクオリティの高い作品となった。
トークで登壇した5人は会場の暖かい拍手で迎えられた。ガンプラEXPOの会場ということもあり、9割が男性と熱いステージになった。
松尾監督は短めの作品でもあり、初心に戻って制作したという。サンライズの1stスタジオで制作し、恵まれた環境にあったと話した。
原作者の太田垣さんは、映像になり音楽がついた本作に対して、「イメージしているものとぴったり」と。「ガンダム」ならではの効果音がついたことについても嬉しそうに語っていた。さらに本作は連邦軍とジオン軍、どちらかに主体をおいておらず、イオ、ダリルの2人が主役である。アニメもそれに合わせ、色使いも含め同じくらいのバランスで描いているとのことだった。
シークレットゲストの中村さんと木村さんは、一緒に収録ができたことが良かったと話した。「ガンダム」シリーズに多く出演する中村さんは、連邦軍でありながらヒールのような“イオ”というキャラクターに「敵の仇役に映ればいい」と話した。そして後半に登場した悪者のようなガンダムの様子に驚いた様子だった。
木村さんはまだ見ぬMS「サイコザク」に思いを馳せているようだった。松尾監督は、UCシリーズの作画スタッフのこだわりがすごかったと明かした。
小形プロデューサーは、本作が「ガンダム」シリーズ初の4K作品でもあることを明かした。3Dのデブリ、背景の密度など、高画質だからこその魅力を語った。配信など新たな試みも多いが、「手描きでメカを動かしています」と話し、良いかたちで4話までいきたいと話した。
最後に原作者の太田垣さんが初めて本作を見た時「目頭が熱くなった」と話した。中学生から見ていたガンダムに自分の作品が入れたことを感慨深く語り、ステージは終了した。配信ではあるが大画面で見る機会もぜひ作ってほしい、そう思うような新たな「ガンダム」シリーズの幕開けとなった。
『機動戦士ガンダム サンダーボルト』
12月25日(金)正午より第1話の有料配信開始。
*ガンダムファンクラブにて、12月11日(金)正午より先行配信
シリーズ初の4K「機動戦士ガンダム サンダーボルト」 試写イベントに中村悠一、木村良平らも
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