小島氏は『メタルギア』シリーズなどを手がけてきたゲームクリエイターで、今回新たに設立された「コジマプロダクション」は「常に革新を追求し、世界中の人々に驚きと感動を届ける作品を創出するクリエイティブスタジオとして活動」するとのこと。発足日は12月16日でロゴデータも公開されました。

また、ソニー・コンピュータエンタテインメントとの契約締結も発表され、同スタジオの第1弾タイトルをPS4向けに開発すると告知。この作品は「家庭用エンタテインメントシステム独占タイトル」と表現されており、小島氏ならびにSCEからは以下のコメントが届けられています。
■SCE 代表取締役 社長 兼 グローバルCEO アンドリュー・ハウス
小島氏がもたらしてきた革新的なゲーム体験と魅力的な作品は『プレイステーション』の歴史にとって欠かせないものであり、独立後の第一作目を『プレイステーション』向けに制作いただけることを大変嬉しく思います。今回のパートナーシップを通じて、小島氏と共に魅力的なタイトルの制作に携われることにとてもわくわくしています。」
■コジマプロダクション ゲームデザイナー 小島秀夫
「この度、独立スタジオとして新たに挑戦をすることになりましたが、今まで共に歩んできた『プレイステーション』とあらためて今回パートナーを組めることを非常に嬉しく感じております。『プレイステーション』と共に素晴らしいフランチャイズとなる作品を作っていきますので、是非ご期待ください。」
■スタジオからのメッセージ
わたしたちはホモ・ルーデンス (遊ぶ人)。
この世に生まれたそのときから、誰かに頼まれたのでもなく、ましてや命じられたわけでもなく、自ら楽しい遊びをみつけ、発明してしまう変わった生き物、それが私たちです。
誰かと一緒になって、あるいは誰かと競い合って、笑ったり泣いたりしながら遊ぶ。 その体験は私たちを結びつけ、私たちを自由にしてくれました。その大切な経験を伝えるために物語をつくり、道具をつくり、遊びを進化させてきました。文明のはじまりには、常に遊びがあったのです。
遊びとはただの暇つぶしなのではなく、根源的な創造なのです。ホル・ルーデンス(遊ぶひと) とは、 同時にホモ・ファーベル(創るひと)でもあるのです。
わたしたちは、たとえこの世界が、どんな不毛の荒野になろうとも――いや、そこに花を咲かせるためにも、遊びを創造しつづけます。 遊びの創造の向こうに、新たな進化が待っています。
KOJIMA PRODUCTIONS ―― わたしたちは、遊ぶ人 (ホモ・ルーデンス)。