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【特集】小島監督騒動を時系列で振り返る ― コナミ退社、『P.T.』停止、コジプロ解散から独立まで

本記事では世界中のゲーマーの話題の的になったコジプロ騒動を振り返ります。

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2015年12月16日、新たな開発スタジオ「コジマプロダクション」を設立し、独立を果たした小島秀夫監督。今年3月19日付近をグラウンドゼロとして巻き起こった、コナミと小島プロダクション、そして小島監督にまつわる騒動にひとまずの区切りがついたともいえるでしょう。本記事では世界中のゲーマーの話題の的になったコジプロ騒動を振り返ります。



◆小島プロダクション解散、小島監督退社の噂が飛び交う

3月19日、コナミの公式サイト上から「小島プロダクション」のスタジオロゴや文字が削除され、Twitterアカウントも突如として「メタルギア」公式アカウントへの移行が確認されていました。海外では小島プロダクションの解散、小島秀夫監督のコナミ退職の噂が飛び交い、『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』が開発中だったこともあり、世界中のユーザーがその動向に注目しました。

なお、海外メディアGameSpotはコナミ社内の匿名ソース情報として、小島監督とコナミは12月までの雇用契約を結んだと報告。また、4月11日には『MGSV:TPP』の「Sins of the Father」で知られる歌手、ドナ・バーク氏も自身のFacebookで小島監督の雇用契約の変更を伝えています。事実は不明ながらも、12月現在の状況を見ると信憑性は高かったと言えそうです。

◆コナミ広報が「小島プロダクション」解散を認める

噂の発生後である3月20日。コナミの広報担当者に問い合わせたところ、コナミの制作本部体制への移行に伴い、「小島プロダクションは組織としてなくなった」ことを確認。退職したという噂を否定したものの、監督が契約社員となったという噂の雇用形態については明かされることはありませんでした。また、インターネットやEメールが制限されたという噂が囁かれた開発体制についても「専念して頂く環境に見直した」と伝えるにとどまっています。

時をさかのぼって2015年3月4日に同3月16日付での開発本部体制への移行と役員人事が発表。2014年7月に発表されたコンテンツオフィサー体制は見直され、新発表の役員人事には、かつてエグゼクティブコンテンツオフィサーに就任していた小島秀夫監督の名前は記されていませんでした。振り返ってみると、この発表の瞬間が騒動の真の爆心地と言えるかもしれません。

この後、経緯などは明らかにされていませんが、小島監督が作品に責任を持って作ったという証「A HIDEO KOJIMA GAME」というマークも、一部を除いて各タイトルから消えてしまいます。

◆コナミ、新『METAL GEAR』シリーズの制作を発表

小島プロダクションが制作本部体制に組み込まれたことが確認された同日。コナミより『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTMOM PAIN』は小島秀夫監督と共に開発され、既に発表された通り欧米で9月1日、日本・アジアで9月2日に発売すると改めて告知。加えて『MGSV:TPP』後の『メタルギア』シリーズを制作すると発表し、主要スタッフオーディションを開始しました。なお、このスタッフオーディションは12月27日現在も実施中となっています。

◆『サイレントヒル』の新プロジェクト『P.T.』の配信停止

gamescom 2014にて正式にお披露目を迎え、小島監督とギレルモ・デル・トロ監督が協力して開発することが伝えられていた『P.T.』。大きな反響を呼び、沢山のユーザーから注目を浴びていた本作ですが、4月29日をもってPlayStation Storeでの配信が終了しました。本作の主役としてプレイアブルティーザーにも登場していた俳優ノーマン・リーダスも「本当に楽しみにしてたからマジでがっかりだよ。再開するのを願ってる。みんなすまない。」とコメントを残しています。

なお、『P.T.』プロジェクトに関しては「開発中止」や「プロジェクト凍結」といったコナミからの正式発表はなく、そのステータスは現在も不明となっています。

◆スネーク役の声優、大塚明夫さんが意味深ツイート

7月11日、スネーク役で知られるベテラン声優、大塚明夫さんが「コジプロは解散させられてしまったが、チームの奮闘により作品はどうやらほぼ完成となった。」というコメントを自身のTwitterに投稿。この発言の真意は不明ですが、「させられてしまった」という言葉が大きな注目を集めます。

◆10月20日、小島監督のコナミ退社が報道されるもコナミは否定

『METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN』が発売され、『METAL GEAR ONLINE』もリリースされた後の10月20日、米紙The New Yorkerに「小島監督が10月9日を持って退社した」とする記事が掲載されました。この件について当編集部でコナミ広報担当者に問い合わせたところ、小島秀夫氏は退社したわけではなく、長期休暇に入っていることを確認。また、開発完了後にスタッフが長期休暇を取ることは珍しくないと説明した他、長期休暇の期間、休暇後の予定などは明らかにできないと伝えられています。

◆小島プロダクションLAスタジオ改めコナミロサンゼルススタジオが閉鎖

社内の制作体制変更や開発機能の集約といった理由から、コナミ ロサンゼルススタジオ(旧称: 小島プロダクション ロサンゼルススタジオ)が閉鎖。同スタジオでは『METAL GEAR ONLINE』の開発を担当していたと言われていましたが、『MGSV:TPP』『MGO』共にあくまでも日本国内が開発の主軸であり、それらの制作支援を行う立場だったことが伝えられました。解散後は両タイトルで日本を中心とした運営体制が取られることとなり、2016年1月に予定されているSteam PC版『MGO』のリリースについても変更はないとのこと。なお、閉鎖された具体的な日時、コナミLAスタジオに在籍したスタッフのその後については明かされていません。

◆The Game Awards 2015に参加予定だった小島監督、不参加に

小島監督の参加も発表されていた、アメリカのロサンゼルスで開催されたイベントThe Game Awards 2015。『MGS V: TPP』がベストアクション/アドベンチャー部門を受賞した際に登壇するかと思われましたが、本イベントの主催者であり、小島監督との親交も深いGeoff Keighley氏が「小島監督は、所属するコナミからイベント参加を許可されなかった」と説明し、不参加であることを伝えました。

◆12月16日、小島監督がコナミを退社、新生「コジマプロダクション」を設立!

3月20日の小島プロダクション解散報道以来、その動向に大きな注目が寄せられていた小島秀夫監督。12月16日、契約期間満了によりコナミを退社したことが報じられ、同日、新川洋司氏や今泉健一郎氏らと共に新生「コジマプロダクション」を設立したと発表されました。併せて、ソニー・コンピュータエンタテインメントと契約締結が伝えられ、第1弾タイトルはPlayStation 4で発売後、PCでもリリースされることが明らかになっています。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

以上、小島プロダクション解散から新生コジマプロダクション設立までを振り返りました。独立を果たして自由な立場となり「目先の利益を追えば時代に取り残され、再び追いつくのは不可能になる」と語った小島監督。新生コジマプロダクションがどのような新しい作品を世に送り出すのか、国内外から大きな注目を集めることでしょう。
記事提供元: Game*Spark
《Game*Spark》

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