海外の複数メディアは、韓国メーカーのサムスンが半導体事業の強化を図っていることを伝えている。同社は人気スマートフォンGalaxyシリーズで有名だが、一方でライバル会社であるAppleの大口サプライヤーでもあり、先般10nmプロセスの製造ライン構築に着手した模様だ。
もちろんこうしたラインへの大型投資は、今年9月に発表が予想されるiPhone 7への採用を見越したものと考えられるわけだが、こうした製造プロセスの違いは一体どういう意味を持つのだろうか。
一般に、プロセッサの製造プロセス微細化は消費電力の低減や処理速度の向上などのメリットを持ち、現行の最新旗艦モデルであるiPhone 6sでは16nmまたは14nmプロセスが採用されている。つまり、サムスンが構築に着手した10nmプロセスがiPhone 7で見事採用されれば、iPhone 6sを大幅に上回る速度や充電持ちが期待できるわけだ。しかし、ライバルである台湾メーカーのTSMCも、今後は7nmプロセスを登場させるのではないかともささやかれており、目が離せない。
マーケティングリサーチ大手のMM総研が2月に実施した調査によれば、Appleは久方ぶりのシェア前年同月割れを記録した。これは国内におけるiPhone 6sの不調が背景にあると予想されるだけに、メーカー各社の凌ぎ合いによるiPhone 7の機能向上等には期待したいところだ。
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