『エースをねらえ!』は1973年から80年にかけて「週刊マーガレット」(集英社)にて連載された、山本鈴美香のテニスマンガが原作である。平凡な高校生・岡ひろみがコーチに才能を見いだされ、苦しみながらも困難を乗り越えるスポ根ものとして人気を博した。
1973年にテレビアニメ第1作の放送がスタート、78年には第2作『新・エースをねらえ!』が放送され、79年には完全新規の劇場版も制作された。今回BOX化されるのはテレビシリーズ版となる。
第1作はアニメ界の巨匠・出崎統が監督を担当した。人物の心情をよりあぶりだすために、画面分割や止め絵、陰影の強調など、独特の表現手法をいくつも生み出した。それら出崎演出は多くの後進アニメ制作者、映像作家へ影響を与えた。「エヴァンゲリオン」シリーズで知られる庵野秀明もその一人であり、高校生のときに魅了されたと明かしている。
第2作はその好評を受けて、岡崎稔監督によって原作に忠実にアニメ化された。衝撃のエンディングまでを丁寧に描き、多くのファンを獲得した作品だ。
BDは第1作は35mmポジフィルム、第2作は16mmフィルムのネガスキャンによるHDリマスターを刊行。より美しくなった映像で本編を堪能できる。
それぞれブックレットと設定資料集も付属し、スタッフのインタビューやアニメ・特撮研究家の氷川竜介による解説も楽しめる。価格は各24800円(税抜)となっている。
『エースをねらえ!』Blu-ray BOX
発売:2016年12月14日
価格:24,800円(税抜)
BD5枚組(BD5枚ケース)全26話 / 約634分
『新・エースをねらえ!』Blu-ray BOX
発売:2017年2月15日
価格:24,800円(税抜)
BD5枚組(BD5枚ケース)全25話/ 約650分
[庵野秀明 コメント]
「僕は『エースをねらえ!』はアニメから入ったんですよ。最初に観たのが、高校のときの旧「エース」の再放送。やっぱり『エースをねらえ!』は出崎(統)さんのイメージなんですね。旧「エース」は、まずオープニングが素晴らしかったし、話も演出も面白かったし、止めを多用した絵も凄く綺麗だった。不必要な情報を省略していく画のスタイルも新鮮でした。再放送は夕方なので、学校が終わるとすぐに帰って観ましたね。その後、原作にもかなりのめりこみました。当時も夢中になって読んだし、自分がプロになってから『トップをねらえ!』という作品を始める前に、改めて第1巻から読み直したんですが、涙が止まらなくなって、スタジオでボロボロ泣いていました。やっぱり、好きなんですね。ちなみに生涯初のLDBOX購入は旧「エース」でした。それほど、好きなんですね。あと、あれだけの内容を90分に収めている「劇場版」も最高です。映画として素晴らしいですね」
(c)山本鈴美香/集英社・TMS
「エースをねらえ!」BD BOX発売決定 テレビアニメ2作をHDリマスター
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