
――現在エピソード配信中の「アオイ編」について、魅力などを教えてください。
実田:ハルトは『囚われのパルマ』で初めてお客さんが触れるキャラクターなので、尖りがなくて柔らかい記号で作られていますが、アオイは二人目ということで、ある程度二次元的な記号も盛り込まれています。
――確かにハルトとアオイを並べると、アオイの方が二次元キャラクターっぽさがありますね。
実田:やや二次元に近く、より自分の理解できる方向というか(笑)。ハルトは先ほどお話したようなテーマで描いたので、個人的には物足りなさを感じてしまうんです。なにせカプコンに入社するくらい尖ったものが好きなので!なので、私みたいに「ちょっと尖ったところも欲しいな~」という方にオススメします!
――ハルトがあるからこその、アオイ編ということですね。
実田::ハルトはチームの総評でもあり、タイトルの象徴でもあるので、緩やかな心の動きや繊細なやり取りのグラデーションなど大事に大事に作りました。そんなハルトがいるからこそ、アオイは見た目を多少自由にすることができたと思います。


――アオイのここを見て!というところはありますか?
実田:アオイは見た目が尖っていて分かりやすい分、内面の設計が深いというか、心の壁が分厚いという設定になっています。外見と内面のギャップを楽しんでいただけたらなと。例えば、考えごとをしているシーンではピアスを触らせたり、目を泳がせる動きも含めて細かくモーション担当者が設計しているんです。仕草から本人の心の弱さみたいなところを見ていただけたら嬉しいです。個人的にはメモリアル面会のテレ顔が…!!あとは是非アプリでお楽しみください!