
インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきがお届けする週間連載「日々気まぐレポ」、第172回目でございます。
今週はバンダイより発売中のガンプラ「HGIBO 1/144 ガンダム・グシオンリベイクフルシティ」をご紹介します。こちらは、現在MBS他で放送中のTVアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の第2シーズンに登場する、昭弘・アルトランドの搭乗モビルスーツをHGシリーズで立体化したガンプラです。
フルシティは、ガンダムグシオンを改造したリベイクをさらにブラッシュアップした機体。グレイズの腕がサブアーム化されているなど、現地改修機的なリベイクの無骨さから一転して各部がより洗練されたデザインとなっているのが特徴的です。


基本的なシルエットはそのままですが、装甲部に流用部品などは一切なく、すべて新規パーツでの構成となっています。フレームには「ガンダムフレーム3」のランナーが使用。腰部や頭部など、グシオンリベイク用の一部のパーツが余剰となっています。
基本カラーリングはリベイクを踏襲しており、ブラウンをベースに各部にホワイトとブラック、一部ポイントのアクセントにオレンジが配色。大まかには成型色で再現されていますが、かなりの面積で色が足りておらず、大部分はホイルシールで補うようになっています。それでも一部オレンジなどは足りていないので、ワンポイントで部分塗装してやると良いかもしれません。


武装はリアスカートアーマーを兼ねる大型シールドとナックルガードが付属。設定通り、シールドは大型のシザースに差し替え無しで変形可能で、細めのガンプラであればラクラクに挟んでしまうことも出来ます。この他、オプションとして恒例の差し替え頭部のほか、角度付きの交換用手首パーツも付属していますので、ディスプレイするシーンに合わせて使い分けてみるのも良いでしょう。
可動は流石のガンダムフレームということもあり各部良好。背部のサブアームの展開もスムーズかつガッチリとした組み上がりですので、ガシガシと動かしてもパーツがぽろりするようなことはありませんでした。

前作となる「リベイク」の頃から色再現はやや厳し目でしたが、今回のフルシティではより顕著に。また、武装面では劇中で登場した際に装備していたライフルが1丁も付属しておらず、完全に再現するには別売りのリベイクのキットを4箱用意する必要があります。
とはいえ、その分HGIBOシリーズ特有の低価格帯に値段が収まっていますので、切って張っての改造を躊躇しなくて良いというメリットもあります。鉄血のオルフェンズ系ガンプラ特有の、パーツの組み換え遊びが捗る点でも良キットとなっていますので是非一度手にとってみてください。
「HGIBO ガンダム・グシオンリベイクフルシティ」は発売中。価格は1,296円(税込)です。
(C)創通・サンライズ・MBS

■筆者紹介:ひびき
関西在住のゲームやアニメ、おもちゃが大好きな駆け出しひきこもり系ライター。そのシーズンに放送されているアニメはすべて視聴する暇人。ゲームのプレイは基本的にまったりじっくり遅い方。2012年からINSIDEにてライター活動を開始。お仕事はTwitterと個人サイトにて随時受付中。
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