
様々なVRゲームが出展されている韓国のゲームショウ「G-STAR 2016」で、Noitom社「Perception Neuron」のユニークなVRマルチプレイゲームが出展されていました。
「Perception Neuron」は全身の動きを感知するモーキャップ・システムで、今回展示されていたVRゲームは、2人のプレイヤーが主人公とボスに別れて戦うというもの。体験者は主人公となり、HTC VIVEのモーションコントローラーを弓に見立ててヤマタノオロチの様な怪物の頭を攻撃していきます。

これだけでは何の捻りもないVRゲームですが、ヤマタノオロチを倒すと巨大な鬼の様なボスが出現。実はこのボス、出展者側(開発者)のプレイヤーが「Perception Neuron」を付けて操っており、全身の動きと鬼の動きがリアルタイムでシンクロ。一般的なマルチプレイ型のVRゲームでできることは非VRゲームのマルチプレイと大差ありませんが、本作はゲーム内のボスを現実世界の人間が全身で演じており、今までにないゲーム演出を実現。出展者側のプレイヤーが激しくブースを動き回り、全力で体験者を持て成すというユニークな試みは瞬く間に話題となり、かなりの行列が出来ていました。
言葉だけではイメージが掴み難いと思いますので、実際の様子を写真と動画でお届けします。

体験開始

ゲーム内はこんな感じ

プレイを見守る開発者

「よし……いいぞ、その調子だ」

「違う、もっとこうだよ」

「そうだ!いけいけ」

「いまだ!」
列が途切れ目まで永遠と繰り返されます…。ナイスファイトです。冬でよかった。