
完成披露会では、まず名越監督が登壇。本イベントのために作られたPVとともに本作への思いを語りました。1年に1本作品を作り続けるのは大変だったが、期待に応えるべく開発を続けてきたこと、『龍が如く6 命の詩。』のCGのクオリティは映画館でも遜色ないクオリティでできたことを述べました。主題歌については、「『龍が如く』は見た目にはパンチがありますが、裏側には感動的なテーマがある作品です。本作では感動の部分を出していきたいと考えていたので、これまでのロックから一転して山下達郎さんにお願いをしました」と伝えました。

続いて、登壇者による本作のエピソードが語られました。主役の桐生一馬役である黒田さんからは、「長い時間演じてきたゆえの演技の深みや、若い頃から桐生が持っている変わらない真っ直ぐさを意識しました」、『龍が如く3』に続く出演となった藤原さんからは「宮迫さんに合わせるシーンが多く、楽しみながらやらせていただきました」と述べました。初代からプレイしていた小栗さんは『龍が如く』シリーズについて、「ストーリーだけでなく、サブ要素も楽しめる作品です。いつも達成率が100%になれないので、今回は達成できるようにがんばりたいです」とユーザー目線で伝えました。


ビートたけしさんは監督としての立場から、「ゲームは背景が思い通りにセッティングできるので、こうした映像表現は実写にはむずかしい」とコメント。また、カラオケボックスで出演が決まったというエピソードで会場を沸かせる一幕や、一週間お酒を我慢して収録に臨んだという話も聞かれました。真木よう子さんは喉の調子が悪い中の登壇でしたが、「ぜひゲームで私の声を聴いていただければうれしいです」と笑顔で応えました。

大森南朋さんは出演のオファーが来たときは驚いたそうで、「セリフを覚えなくていいのですが、さまざまな感情の声を撮るのは大変でした」と述べました。広島弁と尾道弁の方言指導を受けながらの収録となった宮迫さんは「いざ映像を見てみると組長が標準語で衝撃的でした。ただ、たけし軍団ではないのにたけしさんの子分になれるのはとても光栄でした」と語りました。


最後に名越監督から、「かつてない豪華なキャストに出演いただき、全員がそろう完成披露会ができたことにとても感激しています。すべての面において革新的なコンテンツとなっており期待に負けない作品になっているので、ぜひ楽しんでいただきたいです」と本作への自信を伝えました。