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女性スタッフが運営支える「SMART GAME」の裏側―ユーザーと向き合うコミュニティ作り

ゲーム内課金額の一部が還元される、スマホゲーム向けのプラットフォーム「SMART GAME」。スマホゲームを日々プレイしているゲーマーには見逃せないサービスとして、INSIDEでもその利用ガイドを掲載しています。

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女性スタッフが運営支える「SMART GAME」の裏側―ユーザーと向き合うコミュニティ作り
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ゲーム内課金額の一部が還元される、スマホゲーム向けのプラットフォーム「SMART GAME」。スマホゲームを日々プレイしているゲーマーには見逃せないサービスとして、INSIDEでもその利用ガイドを掲載しています。編集部は、SMART GAMEを提供する株式会社Smarpriseのオフィスに足を運び、一体どのような方々が、どのような考えで運営されているかを取材してきました。今回お話を聞いたのは、同社メディア局チーフサービスデザイナーの中村麻紀氏。SMART GAME立ち上げの経緯にはじまり、社内の雰囲気、運営の苦労、今後の展望までを語っていただきました。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


――最初に中村さんのご経歴をお伺いできますか?

中村:新卒でベンチャーに入社しまして、当時は営業としてメディアの会社に入っていたのですが、もっと作る側に行きたいと思って、面白法人カヤックに入社をしました。ただ、面白法人カヤックはスペシャリストたちが集まる場所で、私は経験のないまま入社をしたので、やっぱり作る側(エンジニアやデザイナー)でなければ、キャリアは積めないかもしれないと思ったのをきっかけに、トレンダーズという会社に転職しました。トレンダーズに入った当時は、新規事業でECサイトを作っておりまして、そのメディア担当として、ディレクション全般を見るようになり、そこからWEBディレクターという職種が始まりました。トレンダーズに数年務めたあと、その中から社内ベンチャーとして今の前身となる部署が生まれ、一昨年独立して、今のSmarpriseになりました。今でも、サービスの運営側、メディアのディレクターという立場です。

――トレンダーズ時代から新規事業のひとつとしてSMART GAMEがあったと思いますが、このサービスが出来上がったきっかけは?

中村:サービスの事業モデルを見出したのは、弊社代表取締役社長の五十嵐と社内の営業メンバーで、ユーザーがアプリに課金する際にiTunesアフィリエイトを経由すると、課金額の一部が還元されるという仕組みを見つけ、「これをユーザーにポイントとして還元したら、多くのユーザーに価値あるサービスになるのではないか」と思いついたそうです。

――電光石火で立ち上がったサービスという印象でしたか?

中村:はい、電光石火でしたね。年末には五十嵐の中で「こういうサービスをやりたい」というのは固まっていたようで、年始にプレゼンを受け、「ユーザーが使用するサービスになるには?」という部分で私が制作ディレクションに入りました。


――もともとゲーム畑にはいなかったのですか?

中村:メンバーは誰もスマートフォンのゲームはやっていなかったんです。私が以前携わっていたサービスは、女性向けのECサイトだったので、自分でもユーザーさんの気持ちを理解して改修ができていました。しかし、対ゲームユーザーになってくると、どういうデザインがいいのかも含めて、全く分からなくて……。ゲームユーザーさんに来てもらって、「このコンセプトをどう思うか」とか、「このデザインはどう思うか」とユーザーヒアリングをしながらちょっとずつ勘所を掴んでいった感じですね。

――作っていく段階で、「これはいける」という感覚はお持ちでしたか?

中村:「課金する前にSMART GAMEを経由するだけでポイントが付いた」ということを1度経験すれば、使ってくれるだろうとは思っていました。しかし、ユーザーさんがいつも遊んでいるスマホゲームに行く前に、わざわざ1個ツールを経由するという土壌がなかったので、その部分は正直「大丈夫かな」という気持ちでしたね。

――立ち上がりのあとは想定通りにスケールしていった感じでしたか?

中村:サービス開始してから1年3ヶ月経った現在までずっと右肩で流通額(ユーザーさんがそのサービスに課金した総額)は上がってきています。しかし、「結構増えたな」と実感するまでに半年以上はかかりましたね。


――先ほど中村さんがおっしゃっていたように、間に1つツールを挟むというのは、なかなかハードルが高い感じがします。そこの壁を突破して使ってくれるユーザーさんはどういうユーザーさんなのだろうというのは、すごく私も気になっていました。その辺って見えていたりするのですか?

中村:伸ばしてこれた理由は、ユーザーさんにとってのコアとなる「経由が簡単なツール」となるサービスづくりと、細かいチューニングを繰り返した広告運用、そしてSNS運用がキーだったと考えています。特にtwitterの運用はサービスのグロースに必要不可欠でした。ゲームユーザーさんはTwitterをよく使うので、とにかくフォロワーさんが増えるような導線やキャンペーンを行ったり、Twitterに広告を出すことで目に触れてもらうということをやりましたね。そのときに当初から気をつけていたのが、広報のアカウントを人として立てることでした。

人気の美少女ゲームから一番人気のキャラクターを選んで、そのキャラクターと今回SNSを担当してくれる広報の子を掛け合わせたようなオリジナルのキャラクターを作成し、SNSのアカウントを立ち上げたんです。広報としての固いやり取りではなくて、身近な存在としてユーザーさんの質問にも気軽に答えるとか、そういった活動を地道にやってきました。SMART GAMEが伸びる前は、「怪しい」とか「情報を抜き取られそう」とかそういうネガティブなツイートが多かったんです。でも、そういうツイートに対して、広報が自分から「こういうところなので、もし良かったら使ってみてくださいね」とリプライしたり。やっぱりSNSだと顔が見えない分、ネガティブなことも簡単に言えてしまいますが、いざ人が近寄ってくると素直に受け入れてくれるんです。それもあって、こちらから地道に声掛けをしたりしていました。その後は、実際使ってくれている人がツイートをたくさんしてくれるようになりました。

例えば、よくあったのが、「SMART GAMEで貯めたゴールドをiTunes Cardに換えてガチャを回したら結構当たった」みたいなツイートが増えたんですね。それで、SMART GAMEを使っているユーザーさんのフォロワーも「なんだそれ」という感じでジワジワと広がってきました。今ではもう「怪しい」というツイートはあまりなくて、どちらかというと、SMART GAMEでバグが起きたりすると、「SMART GAMEバグっている」というツイートがたくさんあったりとか(笑)。徐々にユーザーさんのツイートの質が変わってきましたね。


――ところで、オリジナルキャラクターの名前はあるんですか?

中村:ナミちゃんといいます。

――SNS運用、ユーザーさんとのコミュニケーションも担当がついているのですか?

中村:はい、担当の者がいます。不具合があったときも、すぐにユーザーさんが広報に報告してくれます。私たちより先にユーザーさんが気付いてくださるので、広報担当から私の方に連絡が来て、「改善しよう」みたいなことはリアルタイムで進んだりもしますね。

――競合サービスと比べて、推せるポイントはどこですか?

中村:初期の段階でいくと、使いやすさを推しました。ユーザーさんが経由したい必要なゲームだけを一覧に並べられる「マイアプリ」の一覧性を高めて、すぐに経由できるという経験をまずは突き詰めました。また、昨年料率が変わってからは、ユーザーさんへのインパクトが強かったので、「それを上回る価値を作る」ということを意識してSMARTGAME内にガチャコンテンツを追加もしました。

――サービス運営していく中で、一番気にしている点はどこですか?

中村:サービスのコアの部分であり、ゲームユーザーさんにも支持されている、「経由ツールとしての使いやすさ」というところはブレないようにしています。実はSMART GAMEのユーザーさんで、アプリ一覧以外の「事前予約」や「キャンペーン」といった他のコンテンツは使用しないというユーザーさんは結構多いんです。ふだん、アプリ一覧と交換画面しか使わない。そういう人たちにむりやり広告情報などのアピールをして、経由さえしづらくなってしまったら元も子もないので、アプリ一覧に関しては、UIなどの必要な情報はすごく気にしています。


――サービス開始以来、ユーザー数はどのようにスケールしていますか?

中村: 1年3ヶ月で15万ユーザーになりました。Twitterのフォロワーも先日1万8千人を超えています。

――ちなみに、一人あたりの課金額は。

中村:詳細な数字は公にしていませんが、一般的なECサイトの平均購入額と比べても高い額です。やはり高額課金のユーザーさんの方が還元額を多くなりメリットが大きいので、高額課金ユーザーさんが多く集まっているのだと思います。

――スタッフの方は全員女性なのですか?

中村:アルバイトの方も含めて5名、全員女性です。私が開発ディレクションを行っていて、あとはメディアのSNS・メディア担当とカスタマーサポートが一人ずつ。主に二人がリアルタイムでユーザーさんの声を拾って、私は代表の五十嵐から会社の大きな方針とか、「SMART GAMEをこうしていきたい」みたいのが降りてくるので、その間を取って、機能開発したりコンテンツ開発したりしています。


――女性だけでギスギスしないんですか?(笑)

中村:しないですね(笑)。それでいうと、やっていることが全員被っていないんです。みんな業務が独立しているので、例えば、ひとつのことをやるのに、「この部分だけお願い」とか、そういう仕事の頼み方はなくて、プロとして独立して連携している感じなので、うまく回るのかなと思います。


――他の2名の方も、全然ゲーム業界出身ではないのですか?

中村:関係ないですね。ただ、SNS運用担当は、ゲームユーザーさんとコミュニケーションするために、ゲームをプレイするようになりました。その方がユーザーさんとのコミュニケーションも盛り上がるんですよね。例えば、ガチャも、イベントがゲーム内ではじまったら、本当にナミちゃんも回してみて、「私はこんなの出ました」というと、ユーザーさんも「ナミさんもこんな回しているんだ」となります。広報担当もゲームユーザーさんとのコミュニケーションを楽しみながら、自然とゲームをプレイするようになったようです。

――女性スタッフが多いSMART GAMEですが、女性だからこそうまくできている点はありますか?

中村:主観になってしまいますが、ユーザーさんとの距離を縮めるのは女性の方が得意なのではないかなと感じています。サービスをユーザー目線でどういう風にしたら使いやすいか、このデザインだとユーザーさんはどう感じるかというような想像をするのは、弊社では女性が多いですね。社内のミーティングで、代表の五十嵐と女性メンバーで話していても、五十嵐はビジネス視点で戦略を考えていて、それに対して女性メンバーは「実際にユーザーさんがどう感じるか」という視点で考えていることが多いです。SNSの運用も、女性担当ならではのきめ細やかなコミュニケーションが活かされていますね。


――SMART GAMEの今後の課題は。

中村:「使いやすいツール」というコアバリューを壊さずに、いかにプラスアルファの価値をつけられるかということです。そのために現在、「コミュニティづくり」という方針をおいて、ユーザー体験の中心である「イベント時に課金してガチャを回す」というプロセスに密接なコンテンツを開発中です。このコンテンツがユーザーさんに受け入れられて、課金をしない人でもそのコンテンツに参加するためにSMART GAMEに訪れるというような体験をつくりだせたらと考えています。

――最後に、今後の意気込みをお願いします。

中村:今絶賛取り組んでいるのが、次のサービス価値づくりということで、ユーザーさんの求める価値からブレずに、新しいユーザーさんはもちろん、今のSMART GAMEユーザーさんもますます使いたくなるようなサービスにしていきたいなと思っています。SMART GAMEの進化を楽しみにしていただけたら嬉しいです!

――本日はありがとうございました。


《森 元行》

森 元行

海外のゲームショウにてeスポーツの大会に出会い衝撃を受け、自身の連載「eスポーツの裏側」を企画・担当。プロプレイヤーはもちろん、制作会社や大会運営責任者、施設運営担当者など「eスポーツ」に携わるキーマンに多くのインタビューを実施。 2022年3月 立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科 博士課程前期課程(修士/MBA)修了。

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