
5月20日・21日に京都で行われたインディーゲームイベント「A 5th Of BitSummit」にて、『OPAKE』というiOS/Android向けタイトルが出展されていました。

『OPAKE』は、デザイナーのSAINO MISAKIさん(@saino_m)が個人で制作しているステルスゲームです。主人公の「オパケ」を操作し、ゴーストと人間が共存する世界をお散歩していくのですが、ゴースト界でひきこもり生活を送っていたオパケはひ弱なため、怖いゴーストに出会うと精神が弱ってしまいます。そのため、隠れながら進んでいくことになります。

自販機の取り出し口に隠れるオパケ

ポストに隠れるオパケ
基本的なゲームシステムは、画面をタップしながら左右に移動し、怖いゴーストがやってきたらオブジェクト(自販機やポストなど)をタップし隠れてやり過ごすというもの。前述の通り、オパケはひ弱なので攻撃などはできません。
隠れるところを繋げてみた#pixelart #ドット絵 pic.twitter.com/wFUjX6yoPJ
— saino (@saino_m) 2017年5月9日
プレイは至ってシンプルですが、注目していただきたいのはオパケの「動き」。かわいらしいドット絵で描かれたオパケは、自販機やポストに隠れる際、これまたかわいらしい動きをします。オパケは「もちもちしたボディー」とのことですが、そのもっちり感が十二分に伝わってくる動きにとても癒されます…!なお、今回出展されていたデモ版では、自販機・ポスト・植木鉢・雪だるまに隠れることができましたが、今後はもっと隠れられるオブジェクトの数を増やしていきたいとのこと。オパケがどんな動きを見せてくれるのか、楽しみです。



オパケのみならず、ゲーム全体もかわいいドット絵で構成されており、そのテイストにあわせてのんびりとしたオパケの冒険が描かれます。もちもちボディーに惹かれてオパケを連れ帰った女の子「アオ」や、オパケに驚くおじいさんと全く動揺しないおばあさんなど、キャラクターもほんわかとしています。また、ステルスパート以外にも、アオの食べたいものを選んで持っていってあげるシーンなどもあり、おにぎりやサンドイッチを頭に乗せるオパケのキュートな姿を見ることもできました。


荒んだ心に平穏をもたらしてくれそうな『OPAKE』は、iOS/Android向けに2017年リリース予定。現状では、買い切り型での配信を想定しているようです。


ちなみに、SAINOさんは「room6」というデベロッパーにデザイナーとして所属しており、『OPAKE』の隣には、同社が現在開発中の『でっかわ彼女』なども合わせて出展されていました。