
最後は森の馬宿にやってきました。森の馬宿はオルディン地方とハイラル平原の境界にして交通の要衝。ハイラル城からも最も近く、ハイラル城へ侵入する際に立ち寄った方も多いのではないでしょうか?

午前10時、旅人を待っているとミステリーハンター・ゾローナに遭遇。謎を求めて世界を旅しているようです。ついていきましょう!

ミステリーハンターといえば「世〇ふしぎ〇見!」。ゾローナも世界の謎を教えてくれます。クイズ形式なら思わずスーパーゾローナ君を出してしまいそう。

道の分岐点をまっすぐ進みます。山麓の馬宿方面へと向かうようです。


川沿いを進んでいくと、進行方向から2人の旅人がやってきました。ゲルド族のカーシャと、ゴロン族のボルドンです。カーシャはヴォーイハントのため森の馬宿から山麓の馬宿まで歩いているとのこと。あれ? このシチュエーションどこかで見たぞ…
そう、第一回目のヒガッカレ馬宿とミナッカレ馬宿を往復していたラボーラとナッドンと同じ境遇! これはもしや、ゲルド族とゴロン族の恋の旅路再びか!?

一回目は話しかける等で距離をむりやり縮めたのですが、このふたり自然に一緒に歩いてる。もうこれはカップルと言っていいのではないでしょうか!? ものすごく気になりますが、しかし今はゾローナを密着中。再び会えることを信じ、先へと進みます。

午後7時、デスマウンテン登山へと向かう一本道へと差し掛かりました。日も落ち、危険な時間帯になってきます。

前方、ボコブリンに襲われている人を発見! これは先に倒さないとゾローナも進めない。

襲われていたのはいつものマックストリュフ姉妹でした。あちこちで遭遇してはボコブリンに襲われているふたり。危険な旅をやめるならリンクのマックストリュフ分けてあげるのに。

なんてやっている間にゾローナとはぐれてしまいました。
実は、この前にもマリッタ馬宿やタバンタ大橋馬宿で旅人探しをしたのですが、馬に乗っている旅人は途中ではぐれる率が高いのです。
雨や雷になれば馬を走らせてしまうし、魔物が来ればリンクが戦っている間にどこかに行ってしまうし…。というわけで、マリッタ馬宿とタバンタ大橋馬宿の調査は途中で断念せざるを得なかったのでした。森の馬宿なら気候も安定しているし大丈夫かなと思ったのですが、やっぱりだめでした…。

途方に暮れていたところ、救世主到来! 道中すれ違ったボルドンとカーシャがやってきたのです。しかも二人仲良く連れ添って!! これはもう二人を追えとの神の思し召しに違いない! ということでここからは予定を変更し、ふたりの道中に密着します。

こんなに近くに寄り添って…! 見せつけてくれますねぇ。少なくとも、ミナッカレ―ヒガッカレ間のラボーラとナッドンよりは関係が進んでいると言わざるを得ません。

午前10時、出発開始! 立ち上がるタイミングも一緒です。

天気もよく、旅にうってつけの一日。リンクの邪魔者感が半端ない!

夜中のスタルリザルフォスも3人で撃退! ボルドンとカーシャ、臨戦態勢に入ってくれて、一緒に戦っている感じがします。なんだかパーティを組んでいるみたいです。

もはやイーガ団は彼らの愛を演出する舞台装置でしかない!

午前5時、ふもとまで降りてきました。ここから先は、川沿いをまっすぐ森の馬宿に向かうだけ。

と、ここでハプニング発生。カーシャが突然歩みを止めてしまったのです。

その間にもどんどん先に行くボルドン。とうとう姿が見えなくなってしまいました。
もしかして、喧嘩でもしたのだろうか…そんなそぶりはなかったけど、そこは男女の仲。リンクの知らぬところで何かしら確執があったに違いない。

木陰からこっそり観察していましたが、カーシャは丸一日、その場から動きませんでした。

勇者もう大人が何考えてるかわからないよ!!

午前5時、森の馬宿方面からボルドンが歩いてきました。ふたりが別れてから実に1日ぶりの再会です!


ならなかった。

ふたりの歩みが再び揃うことはありませんでした。男女の仲はこうも複雑なのか…。勇者はまたひとつ大人の世界を知ったのです…。

色々ありましたが、ようやく森の馬宿に到着!

カーシャさんは森の馬宿と山麓の馬宿を難なく行き来できる頼もしいヴォーイを探しているとのこと。
そうか、魔物が出た時、ボルドンは構えてやる気を見せるだけで抵抗できなかったっけ。そんなところがダメだったのかな…? でもいつかまた、ふたりが同じ道を歩むときが来るでしょう。そう信じたい勇者なのでした。

カーシャ、ボルドン、そして途中で行方不明になったゾローナは森の馬宿から山麓の馬宿までを行き来していました。他のエリアよりも安全そうにみえて、いろんな意味で最も危険な道中だったかもしれない…
再び旅人の密着をして分かったこと。龍に遭いたい、ハーレムに侵入したい、行くか退くかの答えを得たい、素敵なヴォーイを見つけたい…彼らはそれぞれのロマンを求め、すぐそばに答えがあるにも関わらずあてのない旅を続けているのです。ロマンは追いかけることに意味がある! そして、旅人がロマンを求め旅をし続ける限り、ドラマは生まれ続けるのです。
リンクの目的は厄災ガノン討伐ですが、それとはまた別に、ロマンを求めハイラル中を駆け巡るのも本作の楽しみの一つではないでしょうか? ぜひお気に入りの旅人を見つけ、一緒に旅をしてみてください。きっと新たなドラマを見せてくれるでしょう。

ここでは紹介しきれませんでしたが、マリッタ馬宿と雪原の馬宿を往復するコノタケも筆者お気に入りの旅人の一人。ぜひ会いに行ってください。