
Paris Games Weekに合わせてフランス・パリを訪れた筆者。フランスのゲーム事情を探るために、現地のゲームショップに足を運んでみたところ、なんと思いがけない出会い(?)が待っていました…
今回訪れたのはフランスのゲーム専門チェーン店「MAXXI-GAMES」のレピュブリック店。5本の地下鉄が乗り入れるレピュブリック駅(Republique)から歩いて1~2分のところにある、とてもアクセスの良いお店です。「MAXXI-GAMES」はフランス各地に店舗を持つフランチャイズチェーンですが、現在パリにあるのはこの1店舗のみのようです。
◆一見すると普通のゲームショップだが…
早速中に入ってみると、狭い店内にはガラスケースが並べられ、ニンテンドースイッチ、ニンテンドー3DS、PS4、PS3、XboxOne、Xbox360のソフトが並べられていました。新作ソフトの新品も置いてありましたが、全体の半分ほどは中古ソフトでした。



カウンターの中や上部の棚にはゲームキャラクターグッズも置かれていましたが、ここまでは至って普通のゲームショップ。しかし入り口すぐ右手の壁を見ると、レトロなゲーム機たちが飾られています。そしてその下には謎の階段とこちらを見つめるクラウドの姿が…


◆階段を下りた先にあったのは
階段を降りていくと、一昔前のゲームセンターのような隠れ家的な雰囲気に。そしてガラスケースの中には数多くのレトロゲームが!ゲームボーイ、ファミコン、スーパーファミコン、ニンテンドー64、ゲームキューブといった任天堂ハードのソフトから、PS、PS2といったソニーハードのソフト、そして初代Xboxに様々なセガハードのソフトまで勢揃いです。







そして驚くことになんと数多くの日本のソフト、日本のレアなハードなども取り揃えており、そこはまるでゲーム博物館。秋葉原や中野でレアなゲームを見つけてニヤニヤする筆者みたいな人にはたまらない空間です。


ファイナルファンタジーコーナーもあり、ここでは歴代のFFシリーズはもちろん、日本のみで発売されたファミコン用ソフト『ファイナルファンタジー I・II』や各種限定版なども販売されています。

レアなハードが飾られたガラスケース内には、エポック社が1981年に発売した『カセットビジョン』や、1994年に三洋電機が発売した『3DO TRY』、そして1984年にアタリ社が発売した『ATARI 7800』などが展示され、この中の半分ほどは実際に購入することが可能とのこと。店員に確認したところ、『3DO TRY』は300ユーロとのことでした。



日本のソフトが多く販売されていたものの、もちろん日本では見ることができない海外限定のソフトやパッケージなども展示・販売されており、筆者のようなスーパーファミコンで育った世代は思わず足を止めてじっくりと見入ってしまうのではないでしょうか。特に海外ソフトのパッケージは日本のものとかなりデザインが違い、その違いを見るだけでも時間を忘れてしまいそうになります。



ゲーム好きにはパリの新たな観光名所とも言えそうな「MAXXI-GAMES レピュブリック店」。パリを訪れる際には、ぜひぜひ足を運んでみて下さい!
おまけ

「MAXXI-GAMES レピュブリック店」はレトロゲームに力を入れていますが、パリで新作ゲームを購入したい場合、オススメなのが「Micromania」というチェーン店。パリのショッピングモール内などにも出店しているので、比較的簡単に見つけられるでしょう。新作ゲームを中心に販売しており、価格はおおよそ下記の通り。
■ハードの価格
- ニンテンドースイッチ:330ユーロ
- PS4 Slim:300ユーロ
- PS4 Pro:400ユーロ
- XboxOne S:280ユーロ
■ソフト
- ニンテンドースイッチ:40~70ユーロ
- PS4:25~70ユーロ
- XboxOne:25~70ユーロ
ちなみに店員に確認したところ、フランス国内で販売されているゲームは基本的にフランス語に翻訳されていますが、『ペルソナ5』や『龍が如く シリーズ』のような一部の日本のタイトルは英語字幕と英語・日本語音声しか収録されておらず、パッケージはフランス語なものの英語でプレイする必要があるということでした。