
日本画風の雰囲気と日本神話をモチーフにした独特の世界観で多くのファンを持つ『大神』。そのHDリマスター『大神 絶景版』がPC、PS4、Xbox One のマルチプラットフォームにて発売されます。本稿では12月21日発売予定のPS4版をいち早くプレイ(PC版は好評発売中)。最新機種でプレイする『大神』の“絶景”ポイントをレポートします。
◆まさに狂い咲き!「絶景」ならではの感動体験

平面的な日本画風の世界を3Dで再現した『大神』。本作はPS2版の雰囲気を残しつつ、画質が大幅にアップグレードされています。画面の比率が4:3から16:9になったことで単純に奥行きが広がっていますが、比率の問題だけでなく、画質の向上がさらなる奥行きを生んでいると感じました。風の流れ、匂い、気温すらも感じるほどです。日中、夕方、夜の空気感もリアルで、アマテラスとともにその世界にいる感覚がより深まったと言えるでしょう。独特の世界であるがゆえ、ほかの3Dゲームのようにフォトリアルに変化するわけではありませんが、それでもHD化したことによりここまで没入感が生まれたことに素直に驚きます。


アマテラスの操作や筆しらべの操作は当時を忠実に再現しており、PS2版『大神』をプレイした方は懐かしさを覚えるでしょう。筆者も数分プレイをしただけで操作感を思い出し、数年のブランクを感じませんでした。UI部分はそのままですが、文字が読みやすくなったのがありがたいです。

ちなみに、△ボタンで線が太くでき、×ボタンを押しながら書くと直線が引くことができます。


HD化されたことで戦闘シーンの禍々しさもアップ。


HD化の恩恵を最も受けているのは「大神降ろし」のシーンです。妖怪の邪気によって枯れてしまった生命の源“塞の芽”が復活し、大地に再び生命力がみなぎる圧巻のシーン。咲き乱れる草花の美しさといったら! 風に舞う花びらのひとつひとつが美しく、思わず息を飲むほどです。高精細だからこそ隅々まで生命力がいきわたる様子が伝わってきて、その力強さを感じることができます。
◆フォトスポットを見つけてスクショを撮ろう
『大神』の日本画風の画面はどこを切り取っても絵になります。流行りの言葉で言うなら「インスタ映え」する場所が盛りだくさんです。せっかくPS4に移植されたのですからスクリーンショットを撮らずにはいられません! ここでは物語序盤で見つけたフォトスポットをご紹介!




昔の日本の風景も撮影スポットとして最適。個性豊かなキャラクターも多いので、彼らと「自撮り」をするのもよいかもしれません。自分だけのフォトスポットを見つけるのも『大神』の醍醐味ではないでしょうか。

その雄姿もぜひ押さえたいところですね。
◆動物と戯れて癒される

主人公が白い狼の姿だからか、筆しらべを司る「筆神」たちも十二支に倣った動物で構成されており、次々と登場する可愛い動物たちに思わずほっこりします。アマテラスも筆神も、なんとなく抜けたところもあって愛嬌たっぷり。動物好きにはたまらないですね。



道中出会った動物たちに餌を与えることも可能。餌を与えると、アマテラスの強化に必要な「幸玉」が手に入るので、動物好きには一石二鳥ですね。スズメ、猪、ウサギ、馬……全ての動物を手懐けたくなります。一度餌をあげると懐いてくれる動物たち。「くわえる」ことも可能なのでさまざまな姿を見せてくれるでしょう。動物との戯れにも癒されてください。また、動物もフォトエリアに最適です。
◆癒しと感動体験を得たい方に
世界から闇を祓うため旅に出るアマテラス。そのアマテラスをサポートしてくれるイッスン。道中出会う個性的なキャラクターたち。生命力あふれる花々。カワイイ動物たち……『大神』には現代人が求める癒しと感動がこれでもかと詰まっています。アクションも簡単で、ストーリーもわかりやすく、ゲームをすることでストレスを感じることもありません。HDリマスターされたことで没入感が増し、より深い癒しと感動の体験が保証されたといえるでしょう。日本に住んでいればどこか懐かしいと思う風景と、誰もが幼少の頃に親しんだ昔話の世界に、旅立ってみてはいかがでしょうか。
『大神 絶景版』は PC、PS4、Xbox Oneにて発売。詳細は以下の通りです。
【PC(STEAM)】2017年12月13日(水)発売 2,769円+税
【PS4】2017年12月21日(木)発売 パッケージ版2,990円+税 ダウンロード版 2,769円+税
グッズ付き限定版「大神 絶景版 幸つつみ」4,990円+税
【Xbox One】2017年12月21日(木)発売 2,780円+税
※Xbox One、PCはダウンロード版のみの販売。
『大神 絶景版』公式サイト
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