
『Stardew Valley』 プレイ絵日記
無職おじさんの牧場生活
無職おじさんの牧場生活
早いものでこの農場に引っ越してきて2週間が経った。
あの深夜のゴミ箱物色通報事件以来、ほとんどの人と挨拶をしないまま時が流れた。海に釣りをしに行く時に何人かとすれ違いはするのだけど、2週間も経って今更「はじめまして!」はないだろう……という事で、誰かとすれ違っても

掲示板を見ているフリをしたり、靴紐を結び直すフリをしたり、余所見をして目を合わせてないから気付いていませんよ~という体を貫いている僕にも唯一仲の良い人がいる。

毛玉モッサモサの上着を着ているウィリーだ。彼は釣具屋を営んでおり、彼から釣竿をプレゼントされて以来、毎日一緒に釣りをしている。
釣り初心者だった僕もその日釣った魚を売るだけで生活が出来る程度には上達した。釣竿もウィリーに貰った古い釣竿から一番高い釣竿に買い替え、ますます僕の釣スキルに磨きがかかる。
その一方……ウィリーの釣竿は未だボロボロなので「プロは道具を選ばない」的なやつかと思ったのだが

目の前にしか飛ばせないところを見ると、彼がただの初心者という事がわかる。
調子こいた僕は

「あれ~?ウィリーの後ろからでも余裕で届くんですけど~???」などとウィリーをいじりまくる。

「最高の友人と笑顔の記念撮影!」

ズッ友だょ……!
この件でコミュニケーションに自信を持った僕は、町の人からの依頼をこなし、好感度を上げる作戦に出る事にした。

どうやらジョディさんがカリフラワーを求めていらっしゃる。釣りにハマる以前にちょこっと農作業をしていたので依頼の品のカリフラワーも既にある。
これで好感度爆…上げ……あれ

そもそもジョディって誰やろ……
数日後……
あれがジョディさんかな……
街の人の顔、誰もわからんからとりあえず声かけてみるか……

あの、すみません……

ニュース:本日22時ごろ、腐ったカリフラワーを抱えた中年男性が、帰宅中の女性に付きまとう事件が発生しました。中年男性は「顔がわからなかった。迷っている内にカリフラワーは腐ってしまったのかもしれない」と供述しており、別の女性にも同様の犯行に及ぼうとしていた事が覗える。警察は余罪があるとして…………
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