
全世界累計販売本数660万本を記録したRPG、『ファイナルファンタジーXV』。本作のストーリー、壮大な冒険やバトルを、かわいらしくデフォルメされたキャラクターとともに手軽にスマホで体験できる iOS/Android向けアプリ『ファイナルファンタジーXV ポケットエディション』が配信開始されました。
今回は配信開始を記念し、2018年2月15日限定で行われた「ファイナルファンタジーXV ポケットエディション」の配布イベントをレポートします。また、スクウェア・エニックス『ファイナルファンタジーXV』グローバル ブランド ディレクターの大藤 昭夫氏と、プロデューサーの伊藤 幸正氏にもインタビューを実施しましたので、合わせてお届けします。

ポケットティッシュエディションの配布は、2018年2月15日限定で、東京・大阪・名古屋の3都市にて無料配布されました。表面のイラストは、ノクティス、イグニス、グラディオラス、プロンプト、ルナフレーナ、アーデンの全6種類。全種類を集めると『FFXV』のロゴが現れるデザインで、コンプリートしたくなるアイテムとなっています。背面には本作のQRコードが印刷されています。


新宿駅周辺では平日の朝にもかかわらず、配布開始前から多くの『FFXV』ファンの方が訪れ、待ちわびている様子が見られました。配布がスタートすると、お気に入りのキャラクターを選んだり、すべてのキャラクターを集められる方など、続々とティッシュが配られていきました。なかには、お子さんに頼まれていらしたお父さんやベビーカー連れのお母さんなどもおり、シリーズファン層の広さが伺えました。
続いて、開発スタッフの大藤氏と伊藤氏にインタビューを行いました。

──ティッシュを配られた感想はいかがでしたか?
大藤氏:人生で初めての経験だったのでむずかしかったのですが、ファンの方が来てくださって、ティッシュ配りのノウハウを教えていただきました。すると、もらっていただける率が上がったので……何事も勉強ですね。
──配布したティッシュについて、一通りそろえられる方が多かったのでしょうか?
大藤氏:初めは自分が一番欲しいキャラクターを選ばれて、種類を聞かれて、全部欲しいと言われていたかなと。僕の場合はプロンプトが人気でしたね。
伊藤氏:僕はノクトが一番もらっていただけました。
──『FFXV』ファンの方とはどのように交流されていますか?
大藤氏:『FFXV』はオリジナルが発売して1年半以上経過していますが、とても熱心なファンの方がいまもずっと応援してくださっています。こういうイベントがあると必ず来られる方もいて、同窓会のような雰囲気がありました。そうした方々も新しいタイトルに興味を示していただけており、とてもうれしいですね。
──『ファイナルファンタジーXV ポケットエディション』について、新規のファンの方の印象はいかがでしたか?
伊藤氏:「スマホで出るまで待ってました!」という方が多いですね。元々『FFXV』は知っているけれど家庭用ゲームは持っていない方に遊んでもらいたくて作ったタイトルだったのでした。そして、思っている以上に待っててくれている方がいらして、出してよかったなと思っています。
大藤氏:一度遊んでいても見た目がまったく変わるので、新しいルックスで楽しみたいという方もたくさんいらっしゃるようですね。
──キャラクターをデフォルメ調にした理由はありますか?
伊藤氏:スマホでコンソール版とおなじ見た目を再現するのはむずかしいので、どういう見た目が最適かをユーザーテストなどで試行錯誤し、いまのグラフィックに落ち着きました。日本だけではなく、アメリカやヨーロッパでも好評なのでよかったと思います。
──リリースからのダウンロード数はどうですか?
伊藤氏:まだ発表はしていませんが、絶好調ぐらいですね!
──昨日はバレンタインでしたが、開発チームのエピソードを教えてください。
大藤氏:僕はスクウェア・エニックスに入社して10年以上になりますが、見たことない数のチョコレートがキャラクター宛に届いていましたね。それが台車で山盛りに来て、開発スタッフがゾンビのように群がっていただきました(笑)。

──最後に、『FFXV』ファンの方にメッセージをお願いします。
伊藤氏:スマホ版は、遊び方と見た目がさくさく遊べるように作っていますので、『FFXV』を知っていたけれどプレイしていない方にぜひ遊んでもらいたいと思います。これからも『FFXV』をよろしくお願いします。
大藤氏:『FFXV』本編はこれからもDLCなどで続いていきますが、スマホ版はおなじストーリー体験を手軽に遊べるので、追体験ですが異なるルックスで楽しんでいただければうれしいです。
──ありがとうございました。