
コナミが配信予定の新作アクションゲーム『悪魔城ドラキュラ Grimore of Souls』。
今回は運良くクローズドβテスト(以下、CBT)に当選できたため、プレイ感やゲーム内容などをスクリーンショットを交えてレポートしていきます。
※開発バージョンの情報のため、正式版では紹介した仕様が変更される可能性があります。
1:有角幻也が主人公としてチュートリアルから登場。

今作は「ガチャ」が存在しリセマラを行うプレイヤーを配慮してか、チュートリアルをスキップ出来るようになっていました。
久々に悪魔城をプレイする人は登場人物の紹介があるので、チュートリアルは見ておいた方がよいでしょう。

2:悪魔城のシステムそのままにステージはコンパクトに。
クエスト画面は従来の悪魔城シリーズ同様の画面デザインを踏襲。ゲームパットのように右側で移動、左側でアクションを行います。
スワイプで発動する特殊行動は最初は戸惑いますが、家庭用ゲームに近いので慣れやすい印象でした。ガード崩しなどで重要となる「スライディング」の斜め入力が難しく、まだ改善の余地はありそうです。
■スワイプで多彩な操作が可能に。
左半分でサプウェポン、ジャンプやスキルなど特殊行動の発動を行う事が出来ます。
HPの横にある緑色の◇には各キャラクターが使用できる特殊行動が表示されており、対応する装備をセットすることで使用可能になります。
強力な装備を得ればステータス強化のほか、アイテム、アクションの強化も期待できます。

<上へスワイプ>
サブウェポンを使用。
(MPを消費:ハートで回復)
<左下右へスワイプ>
装備に対応したスキルを発動。
(MP消費なし、クールタイムで回復)
■育成、成長システムはやや複雑。
プレイヤー自身のランクの他各キャラクターにレベルとスキルツリーによる能力解放、装備するメイン、サブウェポン、防具ごとにレベルなどの強化要素があります。
ステータスの変化が細かいので目安となる「総合力」も表示。最初はこれを見ながらセットしてみましょう。
3:緩い協力、対戦プレイが楽しめる。

アプリ版『クイズ マジックアカデミー』でも採用された「待ち無しマルチプレイ」システムは今作でも搭載。
クエスト開始時、NPCを呼び出してプレイできる他、フレンド、オンライン上で同じクエストを進めている誰かと自動的に合流して進みます。
また「合流」機能をOFFにする「ソロで挑戦」モードも設定可能です。
■”復活”するには他者の協力が必須。

プレイヤーのHPは切り替え可能な2キャラで共有。0になった場合、他のプレイヤーやNPCに蘇生されないとゲームオーバーになってしまいます。(”石”でコンテニューは可能)
ステージによって「ソロで挑戦」の難易度が跳ね上がる印象です。
■クエストが進むと「ボスラッシュ」「アリーナ」が解禁。
本に封印された魔物を倒し、クエストをすすめていくと「ボスラッシュ」モード、「アリーナ」という多人数モードが遊べるようになります。

「ボスラッシュ」

その名の通りボス戦が中心。
「アリーナ」

いくつかのルームが繋がった形のステージになっている。
4:序盤に解禁する4人の英雄たち。
CBTではサイトに登場する5人の英雄(キャラクター)でプレイ可能。
解禁されているキャラクターであれば自由に二人を選んでパーティを組むことができます。
装備出来るサブウェポンの種類が異なるため、ステージに合わせて組み合わせを変えた方が良さそうです。
今回は執筆時点まで解禁できたキャラの使用感を紹介します。
◆アルカード:剣(近接タイプ)

シリーズ登場作品も多い『アルカード』はチュートリアルから使用可能。
剣を使った攻撃を行い、リーチは短いものの硬直が少ないので扱いやすいキャラ。

中盤から空中の敵の処理に手間取るため、アルカードのみで進むのは難しくなります。ストイックな方は「縛りプレイ」をするときに向いていそうです。
◆シモン:ムチ(近~中距離タイプ)

初代主人公『シモン・ベルモンド』はチュートリアル直後に仲間になります。
もちろん悪魔城ではおなじみのムチを使います。通常攻撃はまとめて攻撃可能なもののスキルがやや使いづらいのでアクションが苦手な人はアルカードに頼りがちになりそうです。

序盤から威力はそこそこなので、通常攻撃とホーミングの効くアイテム主体でもOK。
◆シャーロット:魔道書(遠距離タイプ)

ミッションをすすめると最初に解禁されるのが『シャーロット』。DS『ギャラリーオブラビリンス』の人物です。
魔道書は直進型ショット攻撃なのでアクションの苦手な人に向いています。またクエストでドロップする「ヒールI」スキルで回復も可能なので万能かつ初心者向きなキャラ。

成長すると箒の杖をつかった浮遊ジャンプが可能になりゲーム性が変化しそうです。
◆マリア:鳩(近~中タイプ)

さらにミッションをすすめると『ドラキュラX』の『マリア』が仲間になります。

ブーメランのように往復する鳩の攻撃はホーミング機能がありません。距離はムチより少し短め。背が低く、更に地面を伝って攻撃するサブウェポンが扱いやすいです。
解禁時の会話シーンではアルカードとマリアの関係性を確認。初回DL中、成長後のマリアの紹介も確認でき、今後の登場が注目されます。
【まとめ】操作性、協力プレイの遊びやすさは◎。装備の種類数の多さは改善の余地あり。
CBTというには勿体ない「製品版」に近いクオリティの『悪魔城ドラキュラ』を体験できました。操作性も問題なく、従来作をやりこんでいた人でもそれなりに遊べるはず。
一方装備-特にメインウェポンはキャラクター別で使い回しできず、またレア度で区別され無数に存在します。高レアは召喚(ガチャ)専用である事も気になりました。
正式版では装備入手手段の改良などで遊びやすくなると、更に面白くなりそうです。
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