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『ロックマン11』アメリカでの反応をキーマンたちはどう見た?開発陣ミニインタビュー【E3 2018】

野中大三氏(左)、土屋和弘氏(中)、小田晃嗣氏(右)

ソニー PS4
『ロックマン11』アメリカでの反応をキーマンたちはどう見た?開発陣ミニインタビュー【E3 2018】
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野中大三氏(左)、土屋和弘氏(中)、小田晃嗣氏(右)


アメリカのロサンゼルスにて開催されている世界最大級のゲーム見本市「E3」。このE3には世界初プレイアブルの作品がいくつも展示されています。その中に、国内外で30年愛され続けているロックマンシリーズ最新作『ロックマン11』の試遊もありました。


現地ファンの反応は?先日インサイド編集部でもインタビューを行ったロデューサーの土屋和弘氏、ディレクターの小田晃嗣氏に加え、子供の頃から『ロックマン』が大好きで30周年プロジェクトでは『ロックマンX』シリーズを担当する野中大三氏にお話を伺いました。
参考:プレイヤーの数だけスーパープレイが生まれる『ロックマン11』はどのようにして開発されたのか?

――世界初プレイアブルですね。アメリカファンの反応はいかがですか?

土屋氏:王道的な部分を期待してくれていたユーザーからは好感触。新システム「ギア」に関しても、もっと抵抗を示すファンもいるかな?と思っていたのですが意外と可能性を感じてくれている反応をいただいています。

小田氏:海外の方って、リップサービスしてくれるときも往々にしてあるのですけど、『ロックマン』ってその人が遊んだ感覚が一番の評価になると思っていて。そういう気持ちで見ていた時、何人かに1人は遊んでくれたあと、もう一度試遊の列に並んでくれるんですよ。それを見た時に「最高に評価されてるな」と感じましたね。

試遊には長蛇の列が。2回並ぶファンも。

――それは嬉しいですね。野中さんも『ロックマン』大好きということで、もう11はプレイされましたか?

野中氏:もちろんプレイしました。ちゃんと「新しいロックマン」になっていて、期待を超えてきているように感じますね。全部のステージはなるべく会社でやらないようにしています(笑)。せめて8ボスくらいまでかな、その先なにがあるかも聞かないようにしています。

――同じ社内でもネタバレ厳禁ということですね(笑)。E3の展示では、ロックマンとブロックマンと一緒に写真が撮影できますね。しっかり作り込まれていてとても印象的でした。

土屋氏:あれはアメリカのロックマン宣伝チームのアイディアなんです。「ファンを迎えてあげたい」っていう気持ちの現われなんですよ。当時のスタッフの考えも大事にしたかったので「じゃあやろう」と。まさかここまで本格的に作ってくれるとは(笑)。日本では写真でチェックしてたのですが、もっと小さいものだと思っていたんですよ。現地に入ってビックリしました。

野中氏:現地とのコミュニケーションは少なかったですよね、「綿密にこんな感じで」というよりは「こんなのやるから」くらいで。「ゆーたかてもうちょい細かく言ってくるでしょ」と思ったら「ホンマにできてる!」って(笑)。存在感すごいですよね。

小田氏:写真目当てでフォトスポットに並んでらっしゃる方も「私でもこれならプレイできるかな?」って、試遊に並んでくれる人もいたのでそれもありがたかったですね。

かなり作り込まれた展示。ファンが各々好きなスタイルで撮影していました。

――ロックマンの国内外での人気の秘訣はどこにあるのでしょう?

土屋氏:いまだに掴みきれていないところもありますが、デザインラインがシンプルにして色使いもポップ。言葉や文化によって好き嫌いが出にくいところでまとまりを得ていたのかなと最近になって思っています。ロックマン自身も線が少なくカラーもブルーでシンプル、覚えやすいですよね。8人の個性的なボスがいて、絵面も共通項があって、初代ロックマンの時点でユーザーに提示するべき世界観がバランスよく構成されていたのかもしれないなと。

――最後に『ロックマン11』を待ち望んでいる世界のファンへメッセージをお願いします。

小田氏:これまで様々なシリーズを出されてきた中で「ロックマンはこうだ」という想いが作り手側にもあると思います。その想いを完全に再現しただけでなく、今まで体験したことのない遊びも取り入れているので「いい意味で」期待を裏切る日を待っていてください。

土屋氏:全部で19本(「ロックマン クラシックスコレクション」で10作品、「ロックマンX アニバーサリー コレクション」で8作品、さらに「ロックマン11」を加えて19作品)のロックマン関連のタイトルを4つのプラットフォームで遊べるようにしますので、オリジンから最新作、果には派生作品の歴史まで全て辿れるようになっています。浴びるように楽しんでもらえれば嬉しいなと。その中でゲームの歴史を自分なりに感じてもらえればと思います。

野中氏:ロックマンという長い年月愛されてきたキャラクターが30周年という年に、カプコンが全力であらゆる世代のユーザーに届ける。それをこの記念すべき年にやらなければならないと感じています。この30週年のどこかでロックマンを好きだと思ってくれた人に「やっぱりロックマンはかっこいいんだ!」と胸を張って言えるキャラクターにすることが我々の仕事だと思っています。

――ありがとうございました。


国内外から愛され続けている『ロックマン』シリーズ。ナンバリングとして8年ぶりの新作となり、ファンからの期待も大きいでしょうが、小田氏からは「いい意味で期待を裏切る日を待っていてください」という力強い言葉をお聞きでき、海外のファンの反応に手応えを感じている様子でした。インタビューからも開発陣の「ロックマン愛」を感じることができ、30周年といわず、50年、100年と長く愛される作品へと進化することに期待しています。
《山﨑浩司》
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