
同イベントの目玉が「Journey(旅)」をテーマにした「サーヴァントと巡る世界展」。
世界の各所にちなんだ服装に身を包んだサーヴァントの描き下ろしパネル全39騎が、欧州、中央アジア、中国、アルプス、日本、アメリカをイメージした6つのエリアに展示されました。
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作中とは異なる“旅装”のサーヴァント、世界各所をイメージした本格的な美術セットは、本当に一緒に旅をしているような体験を得ることができます。これまで十分に知っていた、あるいはあまり知らなかったサーヴァントの新しい顔を見ることで、“惚れ直した”参加者(マスター)も多くいたのではないでしょうか。
■欧州

ヨーロッパの町並みを再現したエリアには、黒ベレー帽を被ったワンピース姿のマシュ、同じスーツながら華やかなモーツァルトと質実剛健なサリエリの対比、着物姿ではなくラフなパーカーが美大生を思わせる葛飾北斎、食べ物をいっぱい抱えた安定感あるアルトリア〔オルタ〕、緑色のパーカーを羽織ったミニスカートにニーソのアタランテ、パリのトップモデルのような上品な着こなしに眼鏡をかけたブリュンヒルデのパネルが展示。

欧州が似合っている面々を見て、何げない日常を共に過ごしたいと思わせてくれました。
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■中央アジア

砂漠をイメージしたエリアには、哪吒(なた)や玄奘三蔵といった『西遊記』の旅を連想させる2騎に、キャップを被ったタンクトップにジーンズとカジュアルな宮本武蔵、全身黒一色に赤い帽子とマフラーが情熱を感じさせる大人の女性コーデのナイチンゲール、ガールスカウトを思わせる衣装の上に赤い模様が入ったストールを羽織るネロ・クラウディウスのパネルが展示。

エキゾチックな魅力を持った納得の面々から、どこでも似合うなと改めて気づかせるネロまで、彼女たちとなら砂漠横断も苦じゃなさそう。
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■中国

チャイナドレスを着た源頼光、アルテラ、マルタ、巴御前の4人のパネルに出会い頭でノックアウトされそうになったエリア。

同じチャイナドレスでもそれぞれコンセプトが違い、大人の女性を感じさせる源頼光、中性的な印象を与えるアルテラ、上品な貴族を連想させるマルタ、幻想的な美しさを引き立たせてくれるアーチャー・インフェルノまで様々でした。男性もオーソドックスなチャイナ服のサンソンに、まさかの黒スーツの新宿のアサシンとこちらもかっこいい。
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■アルプス

山登りをイメージした紅葉シーズンを再現したエリアには、登山するダ・ヴィンチ、エレシュキガル、オケアノスのキャスター、佐々木小次郎、シャーロック・ホームズ、アステリオス、アルトリア(槍オルタ)のパネルが展示。圧巻なのは全長約3.5メートルのアステリオスで、存在感が圧倒的に突き抜けていました。

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■日本

雪が振る温泉街をイメージしたエリアには、浴衣を着たダビデ、ポール・バニヤン、玉藻の前、謎のヒロインX〔オルタ〕、清姫のパネルが展示。

湯上がりを連想させるラフな姿にグッと距離感が縮まったような気になります。また、刑部姫(おさかべひめ)は普段よりも私服の出で立ちに近く、アルジュナは鮮やかな柄が入った黒の半被を着こなしたスタイリッシュさで魅せてくれました。
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■アメリカ

アメリカの都心を連想させるエリアには、ダンディーの言葉が似合う黒スーツを着こなしたショッピング帰りの柳生但馬守宗矩、ジャケットにマフラーを羽織ったオシャレなマーリン、普段はマスクを被っているので超絶美形に心奪われる犬の散歩中のカーミラ、カジュアルな出で立ちでハンバーガーを頬張るカルナ、ライダースジャケットにダメージジーンズとどこでも“らしさ”を感じさせる鈴鹿御前、ぶかぶかジャンパーが庇護欲をかき立てるアビゲイルのパネルが展示。

驚かされたのがスカサハで、まさかの実物タクシーを併設して慌てて下りて来た所を表現していました。こちらの面々はとにかくポップ!

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これまで見たことがないようなサーヴァントの一面を見られた満足感は格別。自分の中にあるサーヴァントとの距離が縮まる“旅行”は、何度でもしたくなりますよね。「ゲームの中だけでなくリアルでもサーヴァントを感じたい」といったマスターの願いに応えようとしてくれた展示だったと思います。
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