今回プレイするのはソニー・インタラクティブエンタテインメントが贈るPlayStation VR専用ゲーム『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』です。
本作は、主人公のASTROが宇宙に散らばった仲間を救出するため、南国・火山・水の中などの様々なステージを冒険していく、箱庭タイプのVR3Dアクションゲームです。
すでに各所で高い評価を得ている本作ですが、天の邪鬼の僕は……

変なツンデレ風になっております。
とは言え、最初にトレイラーを観た時、往年の名作『ジャンピングフラッシュ!』を彷彿してワクワクしっ放しです。
果たして世間の評判通りの神ゲーなのか、早速確かめていきます!
とにかく可愛い!頭を動かして探索せよ!

主人公のASTROは、仲間のロボットたちと共に宇宙を旅していたのだが、道中、凶悪な異星人によって宇宙船を破壊されてしまい、仲間とも離れ離れになってしまう。ASTROは、散らばった仲間たちと宇宙船のパーツを回収する事に……というのがストーリー。

まだオープニングムービーが流れただけなのだが、コミカルに動くこのロボットたちが……めちゃめちゃ可愛いのだ!

ステージは箱庭タイプのアクションゲーム。
基本的な操作は、左スティックで移動、□ボタンで攻撃、×ボタンでジャンプ・ホバリングというシンプルなもの。
あれ?視点操作出来ないの?と一瞬思ったのだが……

そうか!自分の頭を動かせばいいのだ!
本作には、コントローラー操作での視点移動がなく、周りを見回したければプレイヤーが実際に頭を動かして見回す事になる。

ステージ開始位置から横を見れば滑り台があったり、隠しコインがあったりと、キョロキョロしているだけでも楽しいぞ!
もっと頭を動かせ!発見色々!

1つのステージには数体の仲間ロボットが隠れており、ステージを進めつつロボットたちを救出していくのだが……このロボットたち、本当にわかりにくい所に居るのだ。

基本的に「この辺怪しそう」と当たりをつけてキョロキョロしないと見つからないのだ。遠くの方にチラッと見えるのはまだ良いんだけど……

普通に進んでたらそんなとこ見ねーよ!という所に居る。
頭を動かすだけなのでキョロキョロするのに面倒臭さや煩わしさ等は全く感じず、箱庭ステージを色んな角度から見る為の良いギミックになっている。

たとえどんな所に隠れようと……
絶対見つけちゃうからね……(ニコォ)

他にも隠れているカメレオンを見つければ、新たなステージが解放されるなど、探索の楽しみが満載なのだ。

仲間のロボットやカメレオンが居なくても、ステージの裏側や正面からでは見えない場所を覗き込むだけでもワクワクするぞ!
ギミックいっぱい!バトルも楽しい!

ステージ上のギミックは探索だけではない。

マイクに息を吹きかけてタンポポの綿毛を飛ばしたり、飛んでくる障害物を実際に避けたり頭突きしたり。

ゲーム画面のコントローラーからワイヤーを伸ばしたり、水鉄砲で炎を鎮火したり、ギミックのバリエーションが非常に豊富だ。
巨大なボスバトルも迫力満点で、ステージ中で入手したギミックを活用して倒すのは面白い!

ボスの歯にワイヤーをかけて引っこ抜く。ヒエ~~~!
1つのステージのクリア時間は大体5分くらいなので「もう1つだけステージクリアしてから終わろう」と、区切りよく遊べるのもグッドだ。

ロボットたちが可愛すぎて、VRヘッドセットを外した後もニッコニコおじさん。

ちなみに、ロボットが一番可愛いと思ったシーンは、ゲーム画面のコントローラーの中に入っている時だ。

現実には居ないのが悲しすぎる……。
VRゲームといえば、物語の世界に入り込む一人称視点のゲームがクローズアップされがちですが、僕は、本作や以前プレイ絵日記で遊んだ『MOSS』のような、俯瞰視点の箱庭ゲームの方が好みだったりします。(酔いにくいのもありますが)
VRゲームの魅力は口頭や文章ではなかなか伝え辛く「とりあえずやってくれ……!」としか言えないのが非常にもどかしい……!
なんなら

くらいの気持ちです。
ゲーム売り場などで試遊台を見つけた時は、恥ずかしがらず是非ともプレイしてみてください。グラフィック・楽しさ共にVRゲームでトップクラスの出来です。
PlayStation VR専用ソフト『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』は、PlayStation 4を対象に発売中。価格はパッケージ版が4,900円+税、ダウンロード版が5,292円(税)です。
吉田輝和のプロフィール:17年以上にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。