!注意!本記事にはネタバレが含まれています。
今回プレイするのはグランゼーラが贈る、PlayStation 4向けソフト『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories』です。
本作は、“災害”をテーマにしたサバイバル・アクションアドベンチャー『絶体絶命都市』シリーズの最新作。プレイヤーは、突然起きた災害の中で様々な人や事件と関わりながら、被災地から脱出していく事になります。

無茶な選択肢が豊富に用意されている事でもお馴染みですね。本作は何度も延期を繰り返してきたタイトルなので、否が応でも期待してしまいます。
吉田輝和(無職)の長い1日の始まり

僕の名前は吉田輝和、35歳。無職だ。
今日は就職面接の為にこの街にバスでやってきたのだが……

このまま面接会場まで行くのかと思いきや、スマホの緊急地震速報のアラームが鳴り響き、バスは大きな揺れに襲われて横転してしまう。
バスの中から脱出すると……

地震により街は変わり果てた姿になっていた……

こうして、若干むかつく顔の吉田輝和35歳(無職)の長い1日が始まったのだった。
目指せ、悪行ポイントマックス!

過去作にあった無茶苦茶な選択肢は本作でも健在で、選択によって善行ポイントと悪行ポイントがつく。つまり、主人公がゲーム中にどれだけ悪行を重ねてきたのかわかるのだ。
どうせなら悪行ポイントマックス目指そうぜ!という事で、今回は悪行プレイで行こう。

ちなみに街を歩いていると、ビルや高速道路などが突然倒れてくる事がある。迂闊に歩き回るのは危険なのだ。

避難のためにたどり着いた公園のベンチでおっさんを発見する。どうやら彼は、会社をリストラされて、行くあてもなく公園で弁当を食べていたところ被災したらしい。食べていた弁当を地面に落とし非常にしょぼくれている。

同じ無職なのにテンションのこの違いようと言ったら……!

自分も無職のくせにおっさんを煽る僕。悪行、悪行!

その後も、生徒とはぐれた教師に対して「お金くれたら探すの手伝うんだけど~?」と金銭を要求したり

面接予定だった企業が交通費を負担してくれると言うので……

片道6,700円のところを10万円近く請求したり……悪行の限りを尽くすのだった。
クズの振り見て我が振り直せ!善行超人に変身!

このような悪行を行い「僕もなかなか悪行超人ぷりが板についてきたな」と思っていたのだが……本作の登場キャラはなかなかのクズ揃いなのだ。

ミネラルウォーターを2万円で売ってくるクズ野郎

女性を襲うリアルにヤバいやつ

宝石目当ての殺人犯なんかも普通に出てくるもんだから、僕の悪行が霞んでいく……

あまりにもアウトな人間を見すぎた反動で、反省して人助けをしようと思ったのだが……

ストーリーの進行上、助けたくても助けられない人が居てやるせない気持ちになる。もしかしたら善行ポイント次第では助けられたのかもしれない。

そういう救済イベントがあるのか2周目で確かめる事にしようっと。
VRにも対応!見慣れた日本の風景が崩れ去る迫力!

本作はVRに対応しており、災害現場をリアルに体験出来るのだ!ただ、全編VR対応というわけではなく、VR専用ステージをプレイする事になる。

基本的に決められたルートしか移動出来ずちょっと残念。

今まで遊んだVRゲームは、ファンタジー世界や海外が舞台だったのだが、本作は日本の見慣れた街並みが舞台だ。

見慣れた街並みが崩れ去るというのは迫力がやばい……!
クリア時間は10時間程。無茶苦茶な選択肢などのシリーズお馴染みの要素は健在でした。ゲームオーバーになっても直前から再スタート出来るのも評価したいところ。また、プレイヤーの行動によってエンディングは分岐するようなので「今回は悪行プレイをしたから次は善行プレイで行こう」と周回プレイできるのも楽しいです。
ただ、カメラワークを調整してほしかったり、グラフィックに粗を感じたりと不満点があり、頻発するエラーなど擁護しきれない点も見られました。光るところがたくさんあるゲームだけあって少し残念です。発売後のアップデートで評価を上げたゲームだってありますし、そこに期待しております!
『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』の価格は、7,200円(税別)です。
次のページでは、本作の愉快なスクリーンショットを紹介していきます。