株式会社マーベラスより好評発売中のニンテンドースイッチソフト『PEACH BALL（ピーチボール） 閃乱カグラ』。同社の人気シリーズ『閃乱カグラ』最新作は"爆乳ハイパーピンボール"と銘打たれたピンボールゲームとなっています。はたして、『閃乱カグラ』シリーズならではのセクシーさとピンボールゲームはどのように融合されているのか？“肌色率”が高めなプレイインプレッションをお届けします。
◆基本的な操作方法
まずはピンボールプレイ時の操作をチェック。Xボタンでボールを射出、ZLボタン／Lボタンで左フリッパーを操作、ZRボタン／Rボタンで右フリッパーを操作、方向ボタンの上/下でカメラ切り替えとなっています。また、ピンボールゲームらしい操作としては、Lスティック／Rスティック／Joy-Conを振ることで、ピンボール台を揺らすことができます。ボールの軌道を少しだけ変えられるほか、驚いて少女が体勢を変えることもあります。アイテムを取得した場合は、Bボタンで使用可能です。また、本作は携帯モードやProコントローラーでもプレイできますが、基本的にはJoy-Conを左右の手に持ってのプレイが推奨されます（その一番の理由は後述します）。
◆セクシーさ＆ギミック満載のピンボールはやりごたえ十分！
メインとなるストーリーモードでは、雪泉、飛鳥、紫、両奈、詠の5人の中から１人を選択してスタート。それぞれ全5ステージとなっています。今回は、公式サイトのキービジュアルでも中心にいる雪泉を選択しました。春花がこっそり研究していた肉体変化薬「ケモナール」でケモノ化してしまった雪泉、飛鳥、紫、両奈、詠の5人。その一部始終をゲームセンターで目撃してしまったプレイヤーは、彼女たちを巨大な”最胸ピンボール”台に乗せ、そこで特殊なカプセル「ピーチボール」から出るミストを発生させれば彼女たちを元の姿に戻せると言われて手伝うことになります。
放っておくと理性を失ってしまうとのことでそうもいきません
物語がひと区切りしてピンボールのステージが始まると、まずは使用するボールの選択。「陽」と「陰」の2種類がありますが性能の差はなく、陽は軽めの、陰は重めの振動が伝わってくるようになっています。本作はHD振動に対応していますので、好みの振動を選びましょう。
ピンボールプレイ時は、画面の右側にスコアとボールの残数のほか、3段階からなるゲージ「PEACHポイント」と、そのゲージをためるための「PEACHミッション」が常時表示されます。PEACHミッションを達成するごとにPEACHポイントが増加していき、ゲージが1段階たまるたびに「セクシーチャレンジ」のチャンス！ 盤上の少女にボールを当てるとボーナスステージに移行します。そしてゲージを3段階ためると「スーパーセクシーチャレンジ」が発生。これをクリアすれば少女のケモノ化が解除され、ステージクリアとなります。
紫のすぐ手前の盤上に「SEXY CHALLENGE」と表示されています。
この状態で彼女にボールを当てると「セクシーチャレンジ」に突入します。
PEACHミッションはお題の達成などで頻繁に入れ替わるので、
ボールが落ちてこないときを見計らって確認しましょう
ピンボールゲームといえばハイスコアを追い求めるのも楽しさの1つかと思いますが、本作はスコアを追求するほど『閃乱カグラ』らしいセクシーな演出や要素が絡んでくるのが大きな特徴です。「ストイックにハイスコアを追求する」と「セクシー要素を満喫する」が完全にイコールで結ばれており、一見相反しているかのような心境が共存する独特なプレイ感が本作の"味"のひとつと言えそうです。
ゾウが出てきて少女を驚かせるギミックが発生。少女が盤上に倒れ込んで、「アフターブレイク」状態に。
「アフターブレイク」に移行する方法はひとつではなく、複数用意されています
得点倍率がさらに上がる「フィーバータイム」が発生。ボールを軽く当てるだけでこの点数です。
高得点が出ているのが気持ちいいのか？ セクシー要素を楽しんでいるのか？
心地よいプレイフィールが何によるものなのか、自分でもよく分からなくなってきました
違うんです、ただハイスコアを追求しているだけなんです（画面右下の点数だけを見ているつもりで）
ハイスコアを狙う場合はJoy-Conを左右の手それぞれに持つのがよいでしょう。
この動きが意味するものはなんなのか、深く考えてはいけません
◆ストーリー以外のモードは？
「スーパーセクシーチャレンジ」を終えれば1ステージクリア。ノベルゲーム風のかけ合いで物語が展開し、次のステージへ移行します。
ステージ2では、犬と化しつつある両奈を治療することに
どんなひどい目にあわされるのか興味津々といった体でボールを目で追ってきます。
落ち着け、俺はただ治療がしたいだけなんだ…（ヘンな気分になりそうになりながら）
最後に、ストーリーモード以外のモードも簡単に紹介します。
フリーモード：2種類の筐体、昼・夕・夜の時間帯、キャラクターを自由に組み合わせてプレイするエンドレスモード
ドレスルーム：シリーズで恒例といえる更衣室での着替え、少女とのスキンシップ、ジオラマでの写真撮影が可能。更衣室での着替えはフリーモードでのピンボールプレイ時にも反映されます。また、スキンシップではやはりこれも『カグラ』では恒例のハートゲージが確認できました。うまくゲージを上げると……？
ショップ：店番する少女の指定と、衣装や髪型、装飾品、ボール、過去シリーズの楽曲などを購入できます。基本的にはゲーム内通貨での購入となりますが、一部ニンテンドーeショップで販売されるものもあるようです。ショップのラインナップは、ストーリーモードのステージクリアで増えることもあります。
ギャラリー：各種ムービー、ミュージック、ボイスを閲覧/視聴
『PEACH BALL（ピーチボール） 閃乱カグラ』のプレイレポート、いかがでしたでしょうか。筆者は恥ずかしながらピンボールゲームを遊ぶのが本当に久しぶりすぎて（最後に遊んだのがセガサターン『ネクロノミコン』なので、約24年前でした）、最初はストーリーモードの1ステージをクリアするだけで15分ほどプレイしていましたが、慣れてくれば1ステージ5～10分程度というところでしょうか。
それが5ステージからなるストーリーモードが5キャラ分あり、さらにハイスコアを追い求めるためのフリーモードがあり、いつも通りのスキンシップモードやジオラマ撮影モードがあり……と考えると、結構な時間を楽しめそうだという感触でした。ハイスコアを出すためのギミックも、本稿で紹介したのはごく一部。すべてを把握して本格的に稼ごうと思うと、どんどんストイックなプレイになっていくと思います。
『閃乱カグラ』らしいセクシー要素が満載ながらも、ピンボールゲームとしては硬派なデキというギャップもおもしろく、魅力的に感じました。筆者のように「ピンボールゲームは久しく遊んでないな」という方も、年末年始にまったり遊ぶ1本として検討してみてはいかがでしょうか。
ニンテンドースイッチ『PEACH BALL（ピーチボール） 閃乱カグラ』は好評発売中。パッケージ版は限定版が9,960円＋税、通常版が4,980円＋税。ダウンロード版は限定版6,458円（税込）、通常版が5,378円（税込）となっています。
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