今回プレイするのは、10tons Ltdが贈るPC向け『Undead Horde』です。
本作は、いわゆる『ディアブロ』タイプのハック&スラッシュなのですが、倒した敵キャラクターを蘇生してアンデッドとして仲間にする、ネクロマンサー特化型のゲームです。
以前『ディアブロ III エターナルコレクション』でネクロマンサープレイを楽しんでいた僕にはぴったりなゲームなのではないでしょうか!

死霊を召喚しまくれば、ぼっちでも協力プレイ感が味わえるので……
死体は友達!アンデッド軍!

昔々、パラディン・ベネビクターによって壺に封じられたネクロマンサーが居た。しかしある時、鶏がその壺をつついて壊してしまう。壺から解放されたネクロマンサーは、ベネビクターへの復讐と、アンデッドの世界を創る事を誓うのであった……。
地中からモコモコと出てきたこのネクロマンサーが主人公。この世界をアンデッドのものにする戦いの始まりだ。
ふと横を見ると鶏が1羽。恐らくこの鶏が壺を壊してくれたのだろう。サンキュー!と思っていたのだが……

死者蘇生のチュートリアルとして、この鶏を殺さねばならないようだ……可愛そうだが殺さないとゲームは進まない。すまぬ!

横たわる鶏の死体。そしてゾンビ鶏として復活!

その後、墓地で死者蘇生を使い、5体の死体を蘇らせる。アンデッド軍の結成だ!
アンデッドに出せる命令は「攻撃」と「集合」の2つだけ。シンプルで良い。

辺りを散策していると敵である生者を発見する。我がアンデッド軍よ、襲いかかるのだ!

アンデッド軍に攻撃命令を出せば、あとは自動で戦ってくれる。
主人公も武器を装備しているので攻撃も可能なのだが、殴られると当然HPが減ってしまうので、危なそうなら安全地帯で戦っている雰囲気だけ味わおう。
地下室で仲間を補充&強化!

森のエリアを抜けると、ネクロマンサーの地下室に辿り着いた。ここではHPの回復や、主人公の装備の購入、アンデットの補充などが出来るのだ。

生者は人間・オーク・動物などの種族が登場する。同じ生者を一定数倒すと、その生者を地下室で自由に従えられるようになる。
装備アイテムは生者を倒したり、エリア内の宝箱からも入手出来るのだが、ここでも購入可能なのだ。

装備アイテムは、剣などの物理武器、攻撃魔法やアンデッド召喚が出来る杖、ステータスアップ効果のアクセサリーなどがある。
全ての装備にはレア度があり、レア度が高ければ高いほど強力な特殊効果が付与される。

そしてレア度が高いほどアイテム名も長ったらしくなる。ちょっと面白い。

その中でも僕の好きな装備は、アンデッド召喚の効果を持った杖だ。
死体を蘇生するのとはまた別に、いつでもどこでも骸骨やワンちゃんのアンデッドを召喚出来る。そばに死体がなくてもポンポン召喚出来て、とても便利な杖なのだ。

アンデッド召喚以外にも、炎の魔法で攻撃したり、骨の壁を作ったり、様々な効果の杖があるぞ!
死んだら友達!殺しまくって操れ!

1つのエリアを抜けると次のエリアが待っている。森、町、洞窟、ダンジョンなど様々なエリアが登場する。先に進むほど生者も強くなっていき、エリアの攻略難易度も上がっていく。だが言い換えれば、我がアンデッド軍がより強力になるという事だ。

主人公の防御力は紙装甲なので、現状のアンデッド軍がやられてしまうと、あっという間にやられてしまう。そんな時は一旦逃げて……

これまでに殺した死体を蘇生し……

現地調達が可能なのだ。新生アンデッド軍に攻撃命令を出し、生者へ突撃だ!
前述したとおり、アンデッド軍に出せる命令は「攻撃」と「集合」の2つだけなのでシンプルでわかりやすいのだが、そのシンプルさ故に細かい指示が出せずにミスる事もある。

「攻撃」の命令のタイミングが早すぎたせいで、生者の敵より近くの壺を優先して割り始めるアンデッド軍……そして……
ボコボコにされるネクロマンサーおじさん……

ハック&スラッシュは僕に合っているのか、寝食を忘れてひたすらプレイしておりました。でも、自分の餌は忘れても猫の餌やりは忘れません。

『ピクミン』のように軍勢を率いてワラワラと敵に群がる様は、見ているだけでも非常に楽しかったです。
ただやる事は、エリア内の生者や敵の建物を破壊する事の繰り返しなので、単調に感じました……と言いつつも40時間近くプレイしていたわけですが……強くてニューゲームシステムもあるので、ハマれば延々とプレイしていられる一本です。
PC版『Undead Horde』は配信中です。
吉田輝和のプロフィール:19年にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。